施工の流れ
こちらのページでは、外壁塗装工事の基本的な流れをまとめたものをご紹介致します。
一般的な戸建て住宅の塗装工事期間は、約1週間~10日前後となります。
1.ごあいさつ・着工準備(1日)
工事中は、ご近所様にご不便・ご迷惑をおかけするので、必ず工事が始まる前にご挨拶に伺います。
当社では、工事が入る前にご近隣に挨拶を致します。ご近所への気配りを入念にしてもしすぎることはありません。
また、カーポートのアクリル板やベランダの波板によって足場の柱を建てられない場合は、工事前に取り外します。
2.足場の設置(1日)
塗替えを行う為には効率性・安全性を上げる為に作業用の足場が必要です。
屋根でも傾斜が大きい時はその時に応じて足場を掛けて工事をします。
3.屋根・外壁等高圧洗浄(1日~)
家の塗装工事における高圧洗浄は、外壁や屋根の塗装面にこびりついたカビやコケ、藻、汚れ、ほこりを高圧の水流によって洗い落として、塗料の接着をよくするために行います。
網戸やアルミサッシまで、家一軒まるごと洗浄します。
※高圧洗浄でとりきれない汚れもあります。
4.下地処理(1日~)
洗浄で落ちない著しい汚れやサビなどがある場合は、主に手作業で行います。汚れやほこりなどを掃除し、次にサンドペーパーやナイロンタワシのようなもので研磨をして素材表面に微細なキズをつけて荒くして、塗料の密着性を高めてあげます。
また、近年多く使われてるサイディングボード。サイディングの特徴といえば、ボードとボードの境目にある継ぎ目です。
これを「目地」といいますが、この場所と窓などのサッシまわりには、シールという、ゴム状のものが埋め込まれています。
このシールの工事をシーリング・コーキングともいいます。 新築時、サイディングボードを張り終わった工事の後、はじめはマヨネーズ状になっているシールを目地などに注入していき、時間がたつとゴム状に固まっていきます。
ひび割れのひどいところは、樹脂モルタルで補修を行います。
5.塗装前の養生(1日)
塗装をしたときは、少なからず家のまわりに塗料が飛び散ります。家の塗り替えの場合、ローラーで塗装することがほとんどです。
家の塗り替えには、塗料がついてしまうと不都合な場所がたくさんあります。アルミサッシ、窓、地面の床、植木や植物などです。
そのために、ビニールやテープ、布などで覆って、塗料の飛び散りをふせぐことを「養生」といいます。
玄関前のタイル部分は少し厚めのシート(トントンシート)で養生します。
6.下塗り(1日)
下塗りの主な役目は、その上から塗る塗料をはがさせないように接着させることや、下塗りにより小さいヒビ割れを埋めるためです。
外壁・鉄部・木部など家の塗り替えには、さまざまな素材が使われています。素材が変われば下塗りも替える必要があります。いずれの下塗りも、仕上げの色とは違う色を塗ることになるので、下塗りが塗れていることが確認できます。
7.中塗り(1日)
塗料カタログには必ず乾燥期間(塗装間隔)が記載されています。基準通りの塗装間隔を守らないと、塗膜が形成されません。
また、凹みの部分はハケで先に塗り、最後にローラーで仕上げます。
8.上塗り(1日)
外壁は3回塗りの3層仕上げをおこないます。
木部や鉄部の場合は、痛み方によって塗り回数が違ってきます。
同時進行で屋根の工事も取り掛かっていきます。
9.点検・手直し(1日)
家全体をビニールなどで細かく養生しても、塗料の飛び散りやはみだしなどは必ず出てくるものです。その場合は、シンナー等で掃除していきます。
また、念入りに作業しているつもりでも、光や影、立ち位置によって最終チェックで塗り残しを発見することも少なくありません。
足場を解体してからでは遅いので、現場責任の職人が念入りに最終チェックを行います。
足場解体後の最終確認・清掃・
足場を解体した後の
清掃や、塗装する際に移動した物を
元のように復旧したり、家の周りを清掃・最終確認を
行います。
10 完成
完了までのあいだ、洗濯にも不自由をかけ、足場で窮屈感を感じさせてしまいますが、足場が解体されると、最高の仕上がりによって、お家の表情が変わります。
お客様に納得して頂き、自分たちも納得にいく仕事が出来たら、工事完了確認最終のお引渡しとなります。