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人気No. 1の外壁材「サイディング」の種類と特徴

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 みなさんのお宅の外壁はどんな素材で出来ているか?その外壁の素材がどんな特徴(メリット)があるか?ご存知ですか?

 今回は、外壁材の中で1番人気の「サイディング」の種類・特徴・オススメ塗料など、外壁塗装のメンテナンスの時に参考にしていただきたい内容をお話ししていきます。

1)サイディングの基礎知識

 サイディングは工場で生産される板材で、工期の短縮と初期費用も抑えられる、国内で70%以上のシェアを占める人気No. 1の外壁材です。それぞれの材質でどう違うのか比較して、ご自身の要望に合ったものがどれか?探してみましょう。

 

1-1 外壁材の性能

 外壁材には、様々な機能があります。その全ての機能が、一つの製品でまかなえるのであれば問題はありませんが、現実的に難しいです。

 そこで、お客様がご自身のお宅に必要な機能は何かを明確にし、業者との打ち合わせを行い施工することで、我が家を耐用年数まで問題なく生活できるように、お選び頂いた必要な機能を発揮してくれるのではないでしょうか?

 

 

1-2サイディングの種類・耐用年数

 サイディングは素材別に4種類あります。(新築時に決めるので、外壁塗装のメンテナンスに関係ないのですが、参考にして頂ければと思います。)

 

・金属系サイディング

特徴:耐震性・耐凍害性に優れ、手入れのしやすいモダンな質感の外壁です。

価格:4,000〜6,000円(少し高価になります)

メンテナンス周期:10〜15年

 

・窯業系サイディング

特徴:耐震性・防火性に優れていますが、防水性に不安がありメンテナンスに手間が掛かります。外観は、自然な風合いが魅力的なデザイン性の高い質感の外壁です。

価格:3,000〜5,000円(1番お安い価格になります)

メンテナンス周期:7〜10年

 

・木材系サイディング

特徴:断熱性に優れていますが、防水・防火性に不安があり、きめ細やかなメンテナンスが必要になります。外観は、木の温もりを感じられる風合いの外壁です。

価格:5,000〜8,000円(1番高価になります)

メンテナンス周期:7〜10年

 

・樹脂系サイディング

特徴:軽くて加工しやすく塩害や寒暖差(耐候性)に強く劣化・色あせ・変色しにくいのが特徴ですが、デザインが少ないことと、取り扱う業者が少ない外壁です。

価格:4,000〜9,000円(価格差が激しい商品です)

メンテナンス周期:10〜20年

 

1-3オススメ塗料

 外壁塗装のメンテナンスで、1番使われている塗料は『シリコン系塗料』です。

隊用年数も、長めで8〜15年となります。

 

 サイディングに塗る塗料は、沢山の種類があり簡単に説明すると、下記のような種類と特徴があります。

 新築時に選んだ、サイディングボードに足りない機能を補うことを考えてみるといいかも知れません。

 

アクリル系塗料:耐用年数が短いが、1番お安い塗料です。

ウレタン系塗料:耐久性・耐候性など機能性が高いのに、費用は余り掛からない塗料です。

フッ素系塗料:耐用年数が長いので、総合的に考えると費用を抑えることもできるかも?

特殊系塗料:遮断性など特殊な性能で、耐用年数も長めです。

光触媒塗料:セルフクリーニング機能があり、耐用年数も長めです。

無機塗料:半永久的に耐久性・防汚性(カビの発生など)の効果が期待できます。

遮熱塗料:紫外線を反射するので、節電効果が期待できます。

2)サイディング塗装の注意点

・サイディングの外壁の塗料は雨に弱いので、影響を受けにくい季節に行いましょう。

・サイディングは、熱がこもりやすいので弾性塗料を使用しないで下さい。

・DIYはオススメできません。塗りムラ・凹凸や、一年も経たずに剥がれなど起きます。サイディングの塗料は塗装業者に依頼しましょう。

3)まとめ

 さまざまな外壁材の中で、主流になっているサイディングについてお話ししてきました。扱いやすさや、多様性、たくさん良い点があります。

 時代と共に進化していることと、建築業界の人手不足の問題のためにも扱いやすい商品が必要であり、役に立っているのかな?と思うところです。

 幸いなことに、当社では若手の人材にも恵まれ作業が早く終わるように、3〜4名での作業を行っております。今回、サイディングの注意点にもあったように『雨』を避けたいというご要望は多く寄せられます。お客様にご迷惑の掛からないように勤めさせて頂きたく、ご予定がある場合は、雨の時期を避けて日程調整ができるように、なるべく早めにご相談頂けますよう、皆様のご協力を頂けますと幸いです。宜しくお願い申し上げます。