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外壁塗装の見積書で注意すべき点はココ!!

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 外壁塗装のメンテナンスを考えた時に、必ず見積書を取って下さい!

これは、施工前にどんな業者さんか見極めることができて、全ての決まり事が詳細に書かれたものです。

 契約の約束事なので、守られなかった場合・何か問題が起きた時の保険になります。ご自身を守るために、手を抜くことなく業者と打ち合わせをし納得いくものを作成してもらいましょう。

 今回は、その詳細にどんなことが書かれているか?注意すべき点をお話ししていきます。

1)外壁塗装の見積書チェック項目

 見積書については、今まで複数の記事内で、結構な確率で記述し注意を呼びかけてきたのですが、今回は、今までバラバラに説明してきた項目を要約して、見積もりの打ち合わせ時に今日のページで書かれているポイントと照らし合わせて、使っていただければと思います。

 

1-1見積書が発行されるまでの手順

 ①外壁塗装のメンテナンスを依頼したい業者をインターネットや知人の評判などでリサーチして複数箇所の業者を決める。

 

 ②その業者へ(3社ほど)連絡をし、現地調査と見積書の発行依頼をする。(ここで悪徳業者と判断できる場合もあります)

 

 ③依頼するときに、こちらから見積書に記載して欲しい項目を言っておくと、その後の打ち合わせもスムーズに進みます。

 ・項目ごとに記載して欲しい

 ・一式はなるべく無くして欲しい(詳細を記載して欲しい)

 ・使う塗料の名前・メーカー名を記載して欲しい

 ・保証書のサンプルを見積もりの打ち合わせの時に見せて欲しい

 ・見積書をご提示いただけるのはいつ頃か?

 

1-2見積書の項目がしっかりしているか?

 見積書に書かれた項目を業者と一緒にしっかり確認していく

・現地調査が雑でなかったか?

   ⇨できれば、劣化している場所を写真で記録してくれる業者がgoodです!(福永塗装は行っております。)

 

 ・◯◯一式という表記はないか?

  ⇨悪徳業者の可能性あり。一式の詳細を聞きましょう。

 

 ・足場・養生・洗浄

 ⇨どの現場でも必要な項目です。これがないと作業できません。

 

 ・外壁と屋根は今回一緒に依頼するのか?コーキングについての記載はあるか?

⇨状況や、外壁材によって変わります。

 

 ・作業工程がしっかり書かれているか?(流れがわかるか?乾燥期間とかも)

⇨全てとても大事ですが、中でも乾燥期間は重要なポイントになります。

 

 ・作業を止めて欲しい日程を伝えて調整してもらえるか?確認しておく。

⇨業者の日程調整もあります。早めに教えて頂けるほどありがたいです。

 

 ・ケレン作業の記載はあるか?

⇨新しい塗料の密着度を高める作業で不十分な場合は、耐用年数が短くなったり問題が生じます。

 

 ・数量、単位が書かれているか(㎡・枚・式)一式の場合は詳細を聞いておく。

⇨普通に必要ですよね。

 

 ・塗料の塗り回数(3回)の表記はあるか?

⇨手抜き工事でよく省かれる工程です。乾燥するとプロでもわからないので要注意です。

 

 ・塗料の商品名・メーカー名は書いてあるか?

⇨属性・耐用年数など情報がわかります。

 

 ・保証期間は書いてあるか?(保証期間中に、どのくらいの頻度で建物のチェックに来て下さるのか?)

⇨信頼関係を保てるか?ですね。

 

 ・見積書は、坪ではなく㎡で書いてもらっているか?

⇨坪は床面積なので、必ず外壁の面積で算出してもらうのが正当な数字です。

 

 ・比較した見積書に大幅な金額の差がないか?安すぎる場合は値引きの理由を聞きましょう。

⇨安すぎる業者は、悪徳の場合があるので注意が必要です。

 

 ・塗料を塗らない箇所はどこか?認識を統一しておきましょう(室外機の裏とか)

⇨作業後の、言った言わないになるのできちんと認識を統一し、記載してもらいましょう。

 

 ・近所への挨拶

⇨工事案内書を作成してもらい、しっかり挨拶しておきましょう。

 ・作業期間の確認

⇨早めに聞いて、車の移動先など確保しておきましょう。

2)作業項目の大まかな費用(1㎡あたり)

①下地調査:300〜1,000円

②足場:700〜1000円

③養生:400〜500円

④下塗り:600〜1,500円

⑤中塗り:使う塗料により

⑥上塗り:使う塗料により

3)まとめ

 一通りまとめてみましたが、確認する箇所が多いことにびっくりしました。

みなさん、チェックポイント覚えていられますか?もし、不安であれば今回の記事のURLを、携帯のメモなどに保存しておくことをオススメいたします。

 福永塗装工業は、最初から最後まで写真管理も行っており、近隣の皆様へ代表自ら工事案内書を作成し挨拶に伺って、みなさんが工事期間中、なるべくストレスのかからないよう作業短縮にも努めております。

 その他にご不安に感じていらっしゃることは、どんな些細なことでもご相談下さい。お問い合わせ頂けることをお待ちしております。

 

外壁のカビやコケも劣化を早める原因になることをご存知ですか?

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立地条件で、外壁にカビやコケが生えやすい場所ってありますよね。見た目にもいいものではないですし、放置してしまうと劣化の原因や、私たちの体にも影響が生じる場合もあります。

 今回は、カビやコケの発生する原因、注意点やその後のメンテナンスについてお話ししていきます。

1)外壁の汚れについて

 約10年に一度行う外壁塗装のメンテナンスの目的は、次回のメンテナンス時期が来るまで我が家を美しく・耐久性を高く・劣化しにくい壁に仕上げることだと思います。

 ですが、外壁の汚れは想定外に進んでいきます。それが劣化の原因になることもあると知って頂き、我が家を守る手立てとして、お役に立てて頂ければと思います。

 

1-1カビとコケの違い

(カビ)

正体:菌類の仲間

好きなもの:酸素・栄養・湿度

居場所:空気中どこでも生息可能

影響:アレルギー症状

 

(コケ)

正体:植物の一種

好きなもの:湿気・水分・光

居場所:日当たりの良い場所、石や、木の幹など

影響:コケが発生した外壁は湿気を含み劣化を早める

 

1-2カビやコケが発生する原因

(カビ)

・凸凹が多い外壁材:水分が溜まりやすく、カビ菌や胞子も集まりやすいのが原因です。

・水分と栄養が集まっているところ:外壁の周りに植物が多い場所は注意が必要です。

・日当たりが悪い:日当たりが悪い場所は、湿気だけではなく風通しも悪くカビが繁殖しやすい環境になってしまいがちです。

 

(コケ)

・コケは植物なので、石や木の幹に生息しています。もともと自宅の土壌に生息している場合は、栄養がなくても日当たりが良ければ自発的に発生してしまいます。

 

1-3カビやコケが原因で起きる注意点

(カビ)

・見た目:カビは環境次第で、直ぐに発生し広がってしまいます。10年に1度メンテナンスで美しくなった外壁でも、その甲斐が全くなくなってしまします。

 また、カビが広がった壁はカビの根っこのようなものが内部まで伸びてしまっている場合があります。その場合、洗い流す・塗料を塗り直すだけでは無駄です。外壁の張り替えを考えましょう。

・健康被害:空気中の目に見えない胞子を継続して吸い込み続けることで、アレルギー症状を発症することがあります。症状として気管の炎症・肺の疾患・皮膚の疾患など突然発症することもありますので注意しましょう。

・劣化:カビ・コケともに発生しているのを発見した時には、塗料の防水性が失われて外壁の劣化が進んでいる可能性があります。業者に相談されることをオススメします。

 

(コケ)

・予防方法:日当たりの良い場所に、緑色の変色が見られる場合「コケ」なので「防カビ剤」では効果はありません。

・劣化:上記(カビの劣化)と同じです。

2)メンテナンス

 メンテナンスは、ご自身でする場合も、業者に頼む場合もメリットデメリットがあります。

 

2-1自分で行う場合

(メリット)

・料金が安価(これが1番のメリットと言えるでしょう)

・早期に対応できる(気になったら直ぐにできるという意味合いと、内部に伸びる前に早期にメンテナンスできるという意味合いです。)

 

(デメリット)

・メンテナンスできる範囲が限られてしまう。

・高いところなど、無理をして怪我をしてしまう場合がある。

・汚れ落ちが不十分になってしまう。(作業の甲斐なく、残った汚れからまた広がってしまう。)

・適した洗浄方法が分からない。

・外壁を痛めることがある。

2-2業者にお願いする場合

(メリット)

・壁や汚れに合った作業をしてもらえる。

・外壁を傷つけることがない。

・ムラなく全てを一度に綺麗にしてもらえる。

・外壁の表面だけではなく、内部の状況も判断してもらえる。

 

(デメリット)

・費用が高くかかる(10年に一度のメンテナンス以外で、必要になってしまうとかなりキツイですね)

・車の移動や、窓を開けられないなど日常生活に多少の影響がある。

2-3予防策

・カビには、防カビの塗料。コケにはコケに効果のある塗料を塗ること。

・湿気が溜まらないようにする:初めの方で、凸凹の壁には、湿気も菌も集まりやすいと記述しているのですが、表面がツルツルになる「ツヤあり塗料」を使用することも予防策として効果的です。

・外壁塗装する前に、カビ・コケが再発しないように徹底的に殺菌除去してもらうこと。

3)まとめ

 カビやコケの発生は、自然現象なので防ぎきれないものですし、分かってはいても自分でメンテナンスするのは、難しく後回しになりがちです。

 その、分かってはいてもの時点で、一手間「業者に相談してみる」を是非入れてみてください。汚れの深刻さが増す前に、プロだからこそできるプランをご提案させて頂きますので、いつでもお気軽にご相談下さい。お待ちしております。

 

 

外壁塗装中のお茶出しってどうしていますか?

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 私たちが幼い頃に、新築・家の補修作業をしてくれている職人さん達へお茶出しをしている光景って自分の家もそうですが、近くのお宅の方もしていたのを記憶しているのですが、現在の状況ってどうなのでしょうか?

 自分が今、メンテナンスを依頼する立場になって引っかかっている疑問(かなりのウエイトを占める)なのです。

 皆さんは、どの様にされてらっしゃいますか?

1)お茶出しって必要なの?

 答えは、「必ずしも出さなけばならないものではない。」です。そんな中で「依頼先の業者内の決まりとして、お断りする」と決めている場合があるそうです。

 お客様の声で、作業前に「お断りするのが決まりなので」と言ってもらうと、考えるストレスがなくなって良かった。という声もあります。

 

1-1お茶出しをする理由

 それでは、昔はなぜお茶出しをする風景を目にすることがあったのでしょう?

 その1番の理由は、お客様と職人とのコミュニケーションを大切にしていたからです。その思いは、幼かった頃の記憶として私たちに根付いているから「お茶出しはどうしようか?」と思いを巡らすことに繋がっているのではないでしょうか?

 その他にも、業者さんへの労いの意味もありますね。

 

1-2お茶出しをするメリット

 やはり、業者さんも心情があるのでお心遣いを頂くと感謝の気持ちが湧きます。普段以上に作業の丁寧さや、お客様のご要望に快くスムーズに対応してくれることもあるでしょう。

 あくまでも一つの例です。作業が雑になるなどあり得ませんのでお気になさらないで下さい。

 

1-3お茶出しをしないメリット

 毎日のこととなると、お互いに気を使ってしまうということと、お茶の時間も作業工程の時間に含まれるのですから工程が遅れる可能性があるということです。

 それでも出さなくて良いのか?気になるようでしたら、毎日ではなくたまにお出しする。などご自身がストレスを感じない程度にしましょう。

2)喜ばれるもの

 喜ばれる飲み物は、皆さん好みがあるのでコレ。とは言えません。一般的に言うと、

夏は、クーラーボックスに氷と何種類かの飲み物を入れておく

冬は、ポットにお湯とステックタイプの飲み物が喜ばれるようです。

それと、紙コップです。割れる心配もないですし、汚れた手でも気兼ねなく使えます。(たまに、小袋に入ったお菓子や飴なども喜ばれます。)

 不在にする時は、置いてある物を飲んで良いのか?業者さんも判断しかねるので、置き手紙として「飲んで下さい」と一言添えると、喜ばれるでしょう。

 

3)お茶出しをするタイミング

 作業の区切りなどあるので、お茶出しのタイミングも迷うポイントですよね。

この問題の解決も、上記の方法で置いておくと自由に飲んで頂けるので、お互いに気を遣うことなく良い方法だと思います。

4)お茶出しの注意点

 お茶代の費用も毎日となると嵩みますので、毎日でなくて大丈夫です。

あくまでも、お客様の業者さんへのお気持ちとして負担にならない程度に治めましょう。

5)まとめ

 作業期間中ヤキモキする「お茶出し問題」をお話ししましたがいかがでしたか?

 現代社会は、近くにコンビニや自動販売機が普及しているのと、過剰に気を使うと恐縮してしまう業者さんもいます。お客様のお気遣い・労いのお気持ちは、お声掛けなどで十分伝わってきます。

 古き良き風習はその時代にマッチしていたのです。

 現代は現代にマッチした方法で、お互いにスムーズなお付き合いができるのでは。と思います。

 因みに、福永塗料工業は「お茶やお菓子など」気遣いはいりませんので、ご安心下さい。

 

外壁塗装で悪徳業者に騙されないポイント!

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  社会生活で、Aさん「自分には関係ないと思っている」、Bさん「常に詐欺など注意を払っている」、どちらの方でも知らぬ間に騙されていたという話を聞くことがあります。

 それは、その方の不注意ではなく「営業が上手いから知らぬ間に騙されていた」ということが殆どです。褒めるべきではありませんが、流石プロです。

 今回お話しすることで、一回に高額な費用が必要となる外壁塗装のメンテナンスの詐欺防止になればと思います。

 もくじ

   1)営業編

    1-1トーク

    1-2値引き

    1-3モニター

    1-4契約

   2)施工

    2-1下見

    2-2塗料

    2-3工程

   3)まとめ

 

 

1)営業編

 インターホン越しに見知らぬ人が…営業だ!と分かったとしても、相手はプロです。第一段階として、あの手この手で玄関先に出てきてもらうのが目的です。

 その続きは下記へ…

 

1-1トーク

 【疑問を抱くことの無いように自然と危機感を煽るトーク】

  確かに外壁の内部に問題がないとは私たちの目では判断できません。

「このままでは、内部が腐ってきて建物自体問題が生じます。」なんて言われると、とても不安になりますよね。

 そこで、ご自身でできる確認方法を試して下さい。(場合によっては、その悪徳業者と一緒に確認してもいいかもですね。)

 

 ・目視で確認できるヒビ割れがあるか?「0.3mm未満であれば問題なし」

  その後は、広がっていないか?時々確かめて下さいね。

 ・チョーキング現象はないか?

 ・捲れ。剥がれはないか?

 ・サビのような外壁汚れはないか?(内部の鉄筋が錆びているかもしれません)

 ・カビ、苔はひどくないか?

 など如何でしょうか?

 高いところなど無理をしない範囲で、業者の口車に乗る前に一旦冷静になり、ご自宅の状態を確認しましょう。

 

1-2値引き

 「大幅な値引き」を提示してくる。

 ・そんな上手い話は、世の中あまり巡り会えません。(疑いましょう)

 ・値引きする前の金額が適正なのか?疑いましょう。

 ・相見積もりを取らせて下さい。と一旦保留にしましょう。

 

1-3モニター

 「こちらの地域に販路拡大のための実績を作りたいので、モニター価格で施工させて下さい。」

・こちらも値引き同様、そんな上手い話はありません。疑いましょう。

・見積書に「モニター価格−〇〇◯円引き」とあっても、これも値引きの時と一緒で、元の金額が適正か?疑いましょう。

 

1-4契約

 「悪徳業者さんは、印鑑さえ貰えれば良いので契約を急がせます。」

 ・今日までの契約の方にのみ割引です。

 ・明日まで限定の割引です。

 ・モニター募集が残りわずか(あと1軒)

などのセールストークは要注意です!!

 

(防止として)

・相見積もりをとる

・実際、家の状態を確認する

・下見をした上での見積もりなのか?気になる詳細を聞く

・ホームページなど業者の所在を確認する

・キャンセル規定など正確な情報を教えてもらう

2)施工

 施工でも、悪徳業者の手口はさまざまあります。特に業者が作業する時間帯に、家に誰も居ない場合は、外見だけ見てもプロにもわからない手抜き工事のし放題になってしまいます。

 施工ごとの写真を撮ってもらうなど工程が正確に行われているか?きちんと提示してもらいましょう。もし、断られるなどある場合はなるべく早く、第三者機関へ相談しましょう。

2-1下見

 施工を担うのあれば、順番として1番と言ってもいい程、重要なことです。

(業者によっては建物の図面をみせて欲しいという、とても良い業者さんもいらっしゃいます。)

 

2-2塗料

・安価な塗料を使う(約束とは違う安い塗料を使う)

 ⇨乾燥してしまえば、プロでもわからない。

 ⇨安い塗料でも、仕上がりがよく見える塗料がある。

 ⇨耐用年数が明らかに違うので、数年後に明らかになった時は泣き寝入り??

2-3工程

・3度塗りを2度塗りでごまかす。
⇨これも、乾燥したらプロにも見分けがつかなくなります。
⇨そして耐用年数が短い…数年後に明らかになり…泣き寝入り???

 

 「シーリングの張り替え」⇨正解
⇨古いシーリングをカッターなどで綺麗にした後、新しいシーリング剤を注入する作業でとても手間がかかります。

 

 「シーリングの打ち増し」⇨悪徳業者
⇨古いシーリングの上から新しいシーリングを継ぎ足すだけなので、剥がれやすくなります。

3)まとめ

 悪徳業者は年々増加傾向にあり、私たちが知らないことを利用して、ご年配の方だけではなく文中でも書いたように「お若くても共働きの方」が騙されるケースが実際に起きています。細心の注意を払って下さい。

 一回のメンテナンスの費用は軽自動車を買えるのでは?というくらい高額な出費です。人生のうちに、外壁塗装のメンテナンスは少ないに越したことはないでしょう。

 今回の内容に、一つでも該当する業者が訪ねてきたならば、冷静になり周りの人に話をしてトラブルは事前に回避しましょう。

外壁塗料で季節問わず快適に過ごすには?

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 断熱や遮熱といった言葉で「節電になる」といった売り文句を皆さんお聞きのなったことはありますか?

 実際に、工事をお願いたい気持ちがあっても、本当に効果はあるの?実際のところどうなの?と詳細を知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 今回は、外壁塗装で季節問わず快適に過ごすには?についてお話ししていきます。

1)断熱と遮熱の違い

 断熱と、遮熱のちがいを皆さんご存知ですか?両方ともに熱から私たちを守ってくれるイメージだと思うのですが、その効果がどんなものなのか?我が家に役に立つのか?詳細を見てみましょう。

 

1-1断熱塗料

 熱を入らせない・熱を遮断する・熱を外に逃す・といった特徴があります。

 

1-2遮熱塗料

 太陽の光を反射させる特徴があります。

2)断熱・遮熱塗料のメリット・デメリット

2-1メリット

・室内の温度を快適にする⇨季節問わず電化製品を効率的に使うことができて、節電につながる。

・防音効果がある⇨そんな効果があるの?と思われるかと思うのですが、一般の塗料より表面が複数のセラミックで隙間なく覆われ厚くなっているので、内からの音漏れにくく、外からの音は軽減できるという効果があります。

・結露の発生を抑える⇨冬の困りごと!結露の発生を抑えてくれるのはとても助かります。

2-2デメリット

・値段が高い⇨一般の塗料と比べると2倍近く高い商品もあります。ですが、耐用年数が長くなるメリットもあるのでどちらを優先するか?要検討ですね。

・効果を実感しにくいことがある⇨建物の立地や、建物の色、業者の腕により効果を実感できないこともあります。今回お話ししている外壁塗料と合わせた対策を、建物の状態や生活スタイルで取り入れることも検討してみては如何でしょうか?

(適さない建物の色:白やクリーム色)

3)外壁塗料と合わせて効果UP!

 塗料の特徴はわかりましたが、その効果を得るには通常の塗料より高額な費用がかかります。そもそも他に方法はないのか?調べてみたところ!外壁塗料と合わせることで効果UPする方法を見つけました!

 

①断熱工事

 新築の時になるのですが、「外壁との内側に、断熱材を入れる」もっとも長期的・効果的に断熱効果を発揮してくれる方法です。

 

②屋根裏換気

 太陽の熱は、屋根にこもって夜になっても暑くて眠れないなどお困りの方が多いのではないでしょうか?こちらは吸気口などを取り付ける工事で、業者に頼むことができます。

 

③窓に手を加える

 意外と知られていないのが、窓周辺の各部品の見直しです。方法は複数あります。

・サッシの交換
⇨サッシとは、窓枠全てのことです。現在、アルミ製のサッシの方が樹脂製のサッシに変えるだけで、かなりの断熱効果・結露予防になります。ただ、時間と費用がかさむ点がデメリットです。

・障子の枠の交換
⇨窓枠などはそのままで、障子の枠だけを樹脂製に交換する方法です。建物の経年劣化による歪みで枠に隙間ができる場合があり十分な効果を感じられないことが注意点としてはありますが、交換時間短縮と費用は抑えられます。

・ガラスの交換
⇨サッシ枠・ガラス枠はそのままで、ガラスのみ交換する方法です。
ガラスにも種類が豊富にあります。例えば「複層ガラス」「真空ガラス」など感じられる効果も様々です。

 

④内窓設置工事

 ⇨室内に、樹脂製の内窓を取り付けて二重窓にし断熱だけでなく防音の効果もあり、サッシの交換と比べると、取り付け工事も短く、費用も抑えることができます。

 

⑤断熱カーテン

 1番手軽で、意外と効果も高い断熱カーテンです。上記のものを考えるのであれば、多少高価なカーテンを選んでも格安と言えるでしょう。

 あと昔からの知恵で、自然のカーテン「あさがお」「ヘチマ」「苦瓜」も立地や時間に余裕のある方は、とても良いのではないでしょうか?

 そして、冬の特徴として外気との温度差で結露が発生しやすくなり、カーテンなどにカビができ不衛生になること、暖房器具を使用することで毎月の光熱費が高額になること。

 それらを踏まえて、外壁塗装と合わせた対策を考えてみては如何でしょうか?

4)まとめ

 断熱・遮熱対策は、方法も適合する状況も多岐にわたるため、ご自身で判断するのは難しいと思います。

 まずは、ご自身のお宅に必要か?必要であれば適した方法は?などどんな事でも、弊社へお尋ね下さい。毎月の光熱費に直結する問題でもありますので慎重な判断をし、快適な暮らしを送って下さるように、最善の方法をご提案させて頂きます。

 

 

外壁塗装で虫が寄ってこない快適な暮らしを!

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同じ地球に生息する「虫」。人と同じ生き物なのですからそれぞれに役割があると思うのですが、苦手な方が多いのではないでしょうか?

 その虫が、近寄ってこない快適な暮らしができたら嬉しいですよね。

 今回は、塗装でできる虫除け対策のお話しをしていきます。

 

1)虫が集まりやすい色・集まりにくい色

 皆さんご存知でしたか?もしくは、色選びの時に意識して選んでらっしゃいましたか?

なんと!虫に色の好みがあるとは、驚きですね。

 色の選択だけで効果があるのであれば、是非!内容を聞いてみたいですよね。

 

(集まりやすい色)

白・クリーム系の色・黄色・青・紫など

 

(集まりにくい色)

黒・グレー・ブラウン・赤・オレンジ・ピンクなど

 

 今、例にあげた色は共通点があります。それは「その色が紫外線を反射するか?」なのです。

 見ての通り、集まりやすい色は紫外線を反射しやすい色ですよね。

 逆に、集まりにくい色は紫外線をカットします。

 虫が集まりにくくて、色落ちしにくい点で考えると「グレー・ブラウン」が理想的だと言えるのではないでしょうか?

2)外壁塗装で虫対策

 ①防虫塗料を塗る

 虫は、空中を飛んでる時間より壁に止まっている時間の方が長いのだそうです。そんな虫の特性を利用した塗料を塗ることで、虫は壁に止まっていられなくなり、近寄り難くなるのです。

 

②家の周りのライトをLEDにする

 虫は、紫外線を反射しやすい色に集まってくるので、紫外線をほとんど出さないLEDライトを使用するとで、寄ってき難くなります。

(夜、街灯に虫が集まっているのはこの原理なんですね。LEDライトにすると長い目で見てコストも抑えられそうですね。)

3)塗料の特徴

 先ほど記述した、虫が集まりにくい塗料の特性(生かし方)を見てみましょう。

・虫はシンナーなどの臭いに集まってくると言われていて、独特の臭いを少なくするために、塗料に少量添加する「虫付着予防剤」を使用するのだそうです。

 これは、塗料を塗る・乾かす時に虫が付着するのを防ぐための商品で、主に業者が作業性をあげるために使用しているそうです。(もし作業中に、虫が付着してしまった時、親切丁寧な業者さんは仕上げにペーパーで補修してくれるそうです。)

 

・虫に効果があるなら、人間やペットには?という疑問がありますが、人や動物などの哺乳類、鳥類に対しての安全性は確認済みです。不安に感じる方は多いと思うので、業者さんに使用する塗料は安全か?確認をしましょう。(お子さんが飼う、カブトムシなどに影響がある場合があります。それはご自身で認識をしておいた方が良いと思います。)

 

・虫除け以外にも万能な塗料
無色透明で、臭いの少ない水溶性の塗料で、虫除けだけではなく、汚れにもつよい!という塗料もあります。
こんな万能な塗料を、玄関・バルコニーなどの開け閉めする箇所やその天井に、外壁だけではなく室内にも塗るとさらに虫除け効果は上がりますね。

・塗料により、蚊だけでなく複数の虫予防になる商品があります。その効果もチェックして商品選びをしましょう。

 

【全てにおいて注意が必要なことがあります!】
それは、自分で塗るのではなく(作業中のケガの危険性)、専門の業者に依頼して下さい。専門家は、家全体をみてどこに塗るべきかを見極め、塗る塗料の特性を生かす知識を持っています。

 信頼できる業者に、塗料を塗る目的「虫除け」効果を最大限に発揮する作業をしてもらいましょう。

4)まとめ

 眠っている時に「ブーン」と耳元で蚊が飛んで眠れなかったり、色んな虫で刺されて痒かったり(皮膚科にお世話になる時もありますよね)、私が1番避けたいのは「カメムシ」ですね。臭いもダメですが、朝になり家の周りにたくさん落ちているのを見るのも嫌です。

 今回お話ししたように、対策は思っていた以上にあることを知っていただけかと思います。

 鹿児島市内でも、山間にお住まいがある方は多いのではいでしょうか?外壁塗装のメンテナンスの時はもちろんですが、この記事をみて気になった方はご希望などお気軽にご相談下さい。お役に立つ情報をご提案させて頂きます。

 

我が家の「基礎(土台)」に塗装は必要ですか?

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  我が家の全てを支えている基礎(土台)部分は、色々な工法があります。

「縁の下の力持ち」という言葉通り、地表と建物を適した工法でしっかり結合し支えています。

 地表に近いからこそ受けるダメージがあるのですが、場所的に目立たないということもあり、劣化を見逃しがちだということと、費用を抑えるために塗装しなというケースも見受けられます。

  家の支えである基礎を、塗装をしないことで劣化を早めることになるのは本末転倒な気もしますし、実際必要なのか?今回はお話ししていきます。

1)基礎・土台について

(基礎)

建物と地面を固定する役割で、コンクリートを流し込んで作ります。

(土台)

基礎と建物をつなぐ役割で、アンカーボルトとナットで固定し、耐震性を高めています。

その基礎には3種類あります。

・ベタ基礎

 1番ノーマルな流通してる基礎になります。

このベタ基礎は、鉄筋を組んで、防水シートを敷いた上からコンクリートを流し込み耐久性・防水性の高い作りに仕上げていきます。

 シロアリが好む湿気を防ぐので好ましいですね。しかし、鉄筋とコンクリート(材料費)と人件費がかさみ費用が高くなるので要検討ですね。

・布基礎

木造の建物でも、基礎はコンクリートで造られます。

 ベタ基礎より、コンクリートの使用が少ないので、コストは抑えられますが、防水シートを地面に貼らないので湿気が伝わり安いというデメリットがあります。

※水に強い木材を使うこと、防蟻剤・防腐剤を使用することで予防することもできます。

・独立基礎

 一般住宅には、殆ど使われない基礎でマンションやビルなどで建物の柱部分だけにコンクリートを打ち基礎部分が独立してるのが特徴です。

  柱部分だけ、と聞くと強度が弱くなりそうですが、独立した基礎がハリとして繋がっているので建物によっては、ベタ基礎・布基礎より強度は増し、鉄筋コンクリートも少ないので費用も1番やすく抑えられます。

2)基礎の劣化

 基礎の老化は、外壁塗装のメンテナンスの目安と同じ内容になります。

 

・内部の腐食:アルカリ性でできたコンクリートが、雨に晒され中性化することにより鉄筋が錆びて表面が割れてきます。

 

・ヒビ割れ:朝と昼、外気の温度差でヒビ割れしてきます。基礎工事の時に基礎専用塗料というものがありますので、業者に尋ねてみましょう。

 

・汚れ:コンクリートの内部のサビが表面を汚してしまう状態で、塩害など起こります。気をつけてメンテナンスしましょう。

3)基礎に塗装は必要なのか?

 基礎に塗料が必要か?はどちらの意見もあります。メリット・デメリットをみて皆さんの判断基準にして頂ければと思います。

 

3-1メリット

 ・基礎は建物にとって重要な役割を担っています。一度劣化が進んでしまうと立て直しは難しくなるので、建物を長持ちさせるために塗装は必要です。

 ・耐久性を保ために塗装するのですが、ヒビ割れなどに気づいたら、業者に相談しましょう。地震の多い日本だからこそ、外壁のヒビ割れは、より深刻に捉える必要があるとも言われています。

 ・外観の美しさを保てる。

 

3-2デメリット

 ・基礎表面を塗料で綺麗にすることで、コンクリートの変化を見抜けず、劣化の発見が遅れる。

 ・基礎の地表近くは、雨の跳ね返りなどですぐに汚れたり、塗料の剥がれ・捲れを起こしやすいので、塗装することに疑問が残る。

 

3-3注意点

 メリット、デメリットに共通して言えることは、「防水性・耐久性をあげ、劣化を防ぐ」ということです。

 全てが揃うメンテナンス方法は何か?それは、外壁塗装で基礎をメンテナンスする時に、ヒビ割れなど、劣化している部分を丁寧に補修してから塗装する。ということです。

 そうすることで、劣化を補修⇨外壁塗装で防水性・耐久性を高め⇨外観を美しく保つ(地表近くの汚れや、雨の跳ね返りで剥がれるなど回避するのは難しいですが)

 外壁塗装のメンテナンスの打ち合わせで、我が家の基礎の塗装は必要か?業者に確認して、納得のいくメンテナンスを行いましょう。

4)まとめ

 今回の、基礎の塗装は金銭的にも劣化に対する対策にも、各ご自宅により判断が難しいと思います。

 見積もりの時点で、実際に基礎を見てもらいアドバイスをもらうことをオススメ致します。福永塗装でも、事前のご相談を承っております。お気軽にお問合せ下さい。

 

海沿いにお住みの方必見!外壁を塩害から守る対策法!

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 豊かな自然に囲まれている我が街、鹿児島で沿岸部にお住まいの方も多いのではないでしょうか?そんな方々の大切な家の外壁が、塩害を受けていることにお気付きですか?

 塩害は、ご自身でのメンテナンスや発見は大変難しく、放っておくと気付かぬうちに外壁はボロボロ、家自体の寿命も短くなっている恐れがあります。

 今回は、そんな塩害についてお話ししていきたいと思います。

 

1)塩害とは?

 海からの塩水が風に乗って建物に付着し、金属や外壁を劣化させる現象のことです。

日常も気付かぬうちに進む塩害ですが、台風など強風の後は、海からの塩分はかなり飛んできているので注意が必要です。

 

1-1外壁にどう影響するのか?

・金属の腐敗

 雨戸や窓枠など鉄製品や、コンクリートで覆われた鉄筋も塩害の影響を受け我が家の寿命を縮める1番の要因になります。鉄筋は、アルカリ性でできたコンクリートに覆われているので直ぐに影響を受けることはありませんが、覆っているコンクリートが一定量の塩分濃度を超えたときに、腐食やサビが発生し外壁のヒビ割れ、雨水の侵入など合併した影響に広がっていきます。

 

・塗料の劣化が早まる

 通常、外壁塗装のメンテナンスは一般的に約10〜20年と言われていますが、塩害の影響を受ける地域では、2〜3年ほど早く劣化がはじまると言われています。対策としては、メンテナンス時に、塩害に強い塗料を選ぶことが1番良い対策です。

・外壁の剥がれ

 これは、一般の私たちでも気づける劣化です。発見したら直ぐに業者に相談しましょう。

1-2塩害に強い外壁

①タイル

 タイルは耐久性に優れ塩害の影響も受けにくく耐用年数30年とも言われますが、1つ注意点があります。

 それがタイルとの隙間を埋める「目地」から塩が浸透しないように防水対策をしっかり行うことです。これを怠ると、タイルとの接着材として使われているモルタルが影響を受け、塩害に強いタイル貼りを選んでも耐久性は低くなります。

②樹脂製サイディング

 読んで字のごとく、樹脂でできている板材なので、サイディングを使用されたい方は、1番のオススメなのですが、下記のように難点が幾つかあります。要検討ですね。

特徴:軽くて加工しやすく塩害や寒暖差(耐候性)に強く劣化・色あせ・変色しにくいのが

 特徴ですが、デザインが少ないことと、取り扱う業者が少ない外壁です。

価格:4,000〜9,000円(価格差が激しい商品です)

メンテナンス周期:10〜20年

 

③ガルバリウム鋼板

 この板材は金属を重ねて作った外壁材なので、①・②より塩害の影響を受けやすいのですが、予算を抑えたい方は検討してみるのも良いのではないでしょうか?(耐久性は低いです)

外壁塗装のメンテナンス周期は約10年ほどです。

 

2)塩害の対策

 塩害の被害を受けるのは、通常で海沿いから5キロメートル以内だと言われています。

強風時は10キロメートル以上になることもあります。

 

2-1塩害を受けた外壁のメンテナンス方法

 塩害の影響を受けることを認識していても、土地が海沿いから5キロメートル以内である土地を代々受け継がれてきたのであれば尚更、現在の土地でできる範囲の事前予防とメンテナンスを心掛け、ご自身で我が家を守る必要があるのではないでしょうか?

 

(事前予防)

・塩害に強い外壁材を選ぶ

・塩害に強い塗料を選ぶ

 

(自分でできるメンテナンス)

・外壁を洗浄する(私の自宅は目の前が海だったので、台風後など車を洗うように外壁も水をかけていました。それだけでもメンテナンスになります。)

2-2塩害に強い塗料の種類

 塩害に強い塗料選びでは「耐久性の高い塗料」を選ぶことがポイントになります。

(今回、紹介する中で参考にした塗料の比較です。製品は他にもあります。)

①無機塗料

 セラミックといった劣化に強く、塗料の中で最も耐久性に優れた塗料です。

耐久性:1番高い

価格:4,000〜4,500/㎡

 

②フッ素塗料

 メンテナンスの手間も少ない、一般的な有機塗料で1番耐久性に優れた塗料です。

耐久性:高い

価格:3,500〜4,500/㎡

 

③ピュアアクリル

耐久性:やや高い

価格:2,500〜3,500/㎡

 

④シリコン

耐久性:やや低い

価格:2,500〜3,500/㎡

 

⑤ウレタン

耐久性:低い

価格:1,800〜2,000円

 

⑥アクリル

耐久性:1番低い

価格:1,000〜1,200円

3)まとめ

 ご自宅の塩害は、そこに住む限り避けては通れない問題になります。

今回ご紹介した事前予防とメンテナンスを怠らぬよう、塩害は表面的には気付かないことも多くあります、定期的に外壁に目を向けて劣化に早く気付き手を打ちましょう。

 また、引っ越しをご検討中で「海の見える」物件をお探しの方は、質問する項目として「外壁・塗料に関して」も入れておくことをお勧めいたします。

 

コンクリート打ちっぱなしの外壁にも塗装は必要なの?

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デザイナーズマンションと言って思いつくキーワード!『コンクリート打ちっぱなし』『オシャレ!!』って言葉が思い浮かびませんか?

 しかし実際に住むとなると……

『冬寒くないの?』

『コンクリート剥がれてきたらどうなるの?』

『頭ぶつけたら痛そう(これは、塗装には関係なかったでした!確実に痛いです!)』

『塗装しなくていいならメンテナンス代、必要ないよね♪』

などなど、疑問に思うことってありますよね?

 今回は、憧れのコンクリート打ちっぱなしの外壁はどうなのか?お話ししていきます。

1)コンクリート打ちっぱなしとは?

  木材で組み立てた枠の中にコンクリートを流し込んで、コンクリートそのままの質感でデザイン性を重視した工法で作られた外壁のことです。

 

 一般的な住宅の工法は3種類あって、木造・鉄骨・鉄筋コンクリート(RC)です。日本では、昔からある木造住宅が1番身近で、費用も1番抑えることができます。

 では、今回の題目であるコンクリート打ちっぱなしを詳しく紐解いてみましょう。

 

1-1メリット・デメリット

(メリット)

・デザイン性:見た目がクールでオシャレ、見た目・質感は1番の魅力と言えるでしょう。

・耐久性:木造より層が厚く強度が強い。

・空間を広く活用できる:部屋の板が、耐久性の強さであり柱の役割にもなっているので、その分スペースを広く活用できます。「間仕切りの少ない広い空間で、家族とのコミュニケーションを大切にしたい方」や、「敷地の形が独特だという方」へは木造住宅では実現できない形状の空間にも対応できるメリットがあります。

 

・耐火性:耐火性は圧倒的に優れており、1000度の炎に2時間耐えられると言われています。そのため、火災保険の掛け金が他の住宅より1/3程度で加入することができるそうです。実際、火災の炎は1000度まで上がると言われているので、耐火性と火災保険の掛け金は理にかなっていると言えます。

 

・防音性:木造より層が厚く音が漏れないため、ホームシアターや音楽ルームに適していることと、近隣からの騒音を防ぐこともできるので快適に過ごすことがで可能です。

 ただ実際に使われるコンクリートの重度や密度によって遮音性は変化するので、注意が必要になります。

 

(デメリット)
・吸水性:コンクリートは、固まった後も3〜5年かけて少しずつ水分を蒸発していきます。

「蒸発する水分と、日々の生活で発生する水分が、壁にどう影響するのか?」

室内:3〜5年かけて蒸発しているコンクリートの水分が、湿気や結露の一因になり、壁だけではなく室内の様々な場所にカビを発生させ健康を害する原因にもなります。「除湿機」や「水分を蒸発させる石油ストーブではなくエアコンを使用する」など対策が必要です。

外観:コンクリートは雨や汚れた水も吸収してしまうので水垢による汚れが目立ちます。

それより重大なことは、コンクリート内部に侵入した水分によって、鉄筋が錆び、錆びた鉄筋が膨張し、コンクリートにダメージを与えることです。

・熱伝導率:高い(よい)ことで、コンクリート打ちっ放しの室内は、冬は暖房が直ぐ温まらなくて寒い、夏は冷房が効きにくく暑い…そんな環境になるため、光熱費が高くなりがちです。これが、住宅に適さない要因とも言えます。

「熱伝導率が高い(よい)とは?」
(例)冬:熱伝導率が高いので外気の冷気を吸収し蓄積する。それを保つ性質により、冷気は蓄積しなかなか抜けていきません。⇨暖房が直ぐ温まらなくて寒い理由です。

 

1-2コンクリート打ちっぱなし風の家

 鉄筋コンクリート(RC)の家を建てるには、費用もかかりますし住宅に適さないデメリットもあって諦めている方はいらっしゃいませんか?

 そんな方に、木造住宅の外壁を「コンクリート打ちっぱなし風」を可能にしてくれる「サイディング」という外壁用のボードがあります。ですが木造住宅になると屋根との調和をどうするか?などデメリットもあります。多角的な面から、ご自宅を理想に近いものに出来るか?考えて見る必要がありそうです。

2)コンクリート打ちっぱなしの外壁塗装

 コンクリート打ちっぱなしの外壁に塗装は必要ないと思ってはいませんか?

2-1外壁塗装は必要なのか?

はい!必要です!

 新築のコンクリート打ちっぱなしの物件は、撥水剤を塗装した状態で引き渡しが行われます。

その後、劣化によるひび割れ・カビ発生・表面の剥がれ・内部の鉄の錆びなど、発生しメンテナンスが必要になります。

 理想の塗装(メンテナンス)周期は6〜7年が目安です。

 

2-2塗装方法

(劣化症状:雨染み)

工法:撥水剤塗布

 コンクリートの質感をそのままに、防水性を高める無透明な塗料で雨染みを防ぎます。

メンテナンス:2〜7年

メンテナンス費用:1,000〜2,000円

 

(劣化症状:コンクリートの中性化・鉄の錆び)

工法:カラークリヤー工法

 透明な塗料に、着色剤を混ぜた塗料。カラーニスとも言います。
仕上がりが美しく、コンクリートの中性化を防止し、内部の鉄の錆びも防ぐ効果があります。撥水剤塗布より、費用はかかりますが防水性・コンクリートの耐久性と保護する役割も高めてくれます。

メンテナンス:5〜15年

メンテナンス費用:2,000〜4,000円

 ※コンクリートは本来アルカリ性ですが、雨などの影響を受け水分の浸透を繰り返すことで中性になり、化学反応で鉄の錆びの原因になるのです。

 

(劣化症状:汚れ・カビ・錆び)

工法:再現工法(G-PF工法)

 劣化したコンクリートを、新築と同じ状態まで戻す工法のことです。職人に高い技術が求められます。

メンテナンス:5〜20年(職人によりかなり変動します)

メンテナンス費用:4,500〜6,500円

3)まとめ

 憧れのコンクリート打ちっぱなしの外壁メンテナンスの話は如何だったでしょうか?

 馴染みのない用語が出てきたり、手間がかかりそうだったり…悩みが深まった方もいらっしゃるのでは?ですがデメリットの対応策もたくさんある様です。不安な点など是非!専門業者にご相談下さい。

 ご自身の理想の家を、定期的なメンテナンスでデザイン性や耐久性の高さを保つことは十分に可能です。

 長期的なアフターフォローも私たち「福永塗装工業」にお任せ下さい!!一生涯共にするコンクリート打ちっぱなしの美しいオシャレな家を目指しましょう!

 

外壁塗装のメンテナンスを業者にやり直しさせることはできるのか?

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外壁塗装のメンテナンスは約10年に一度、我が家を『丈夫に美しく』守る重要な工事です。

 このページでは、外壁塗装のメンテナンスに満足がいかないとお悩みの方へ『外壁塗装のメンテナンスを業者にやり直しさせることはできるのか?』解説していきます。

1) 業者にやり直しをして貰えるケースと、して貰えないケース

 外壁塗装のメンテナンスに満足がいかなかった時「明らかな理由が塗装業者側にある場合、やり直しをして貰えます。」

 しかし、すべてのケースでやり直しをして貰える訳ではありません。

やり直しをして貰えるケースと、して貰えないケースを、解説していきます。

 

  1-1 塗料の塗りムラがある

 『明らかな塗りムラ・塗装の厚みが違う場合はやり直しして貰えます』

 外壁塗装のメンテナンスは人の手で行う作業のため「塗料の塗りムラ」は多少出てしまうものです。

 「見る角度によってムラがある」「光の反射でムラがあるように見える」程度であれば、やり直しして貰うことは難しい場合もありますので業者に相談してみましょう。

 

 1-2 塗料が塗られていない

 『明らかな塗り残し・塗装すべき箇所が塗られていない場合はやり直しして貰えます』

 壁の前に動かせないものがあった時に「塗り残しではないか?」と起こるトラブルがあります。

 外壁塗装のメンテナンスでは、壁の前に動かせないものがないか事前確認し、お客様のご要望をお聞きしてから作業を開始します。

 作業終了時には、業者と一緒に最終確認をして、満足いかなければその場でやり直しをして貰えるか聞けるのでオススメです。

 

 1-3 塗料の色が違う

 『依頼した色と明らかに違う色の塗料が塗られている場合はやり直しして貰えます』

 外壁塗装のメンテナンスでよく起こるトラブルに、依頼していた色で塗装してくれているけど「イメージが違う」というケースです。この場合やり直しをして貰うのは難しいでしょう。

 色選びの失敗がないように、事前の打ち合わせは納得が行くまでしっかり相談しましょう。

 

 1-4 塗料が膨れ・剥がれてきた

 『塗装後、数ヶ月〜1年以内に症状が出た場合はやり直しして貰えます』

 塗装が膨れ・剥がれてきた場合、外壁塗装のメンテナンスから1年以上経過していると、経年劣化と判断され、やり直しをして貰うのは難しいでしょう。

2 )やり直しで発生する追加費用の負担は業者か?お客様か?

やり直しの追加費用は、『依頼した業者により対応は違ってきます』

(例えば)

・外壁塗装のメンテナンスは作業終了後、お客様立ち合いのもと最終確認をします。その後に塗装不良が発見されても応じて貰えない場合があります。

・塗装業者が悪いとも言えず、お客様も悪いと思っていないケースは、「お客様都合」と判断され、お客様の負担になる可能性が高くなります。

・足場解体後より解体前の方が快く対応して貰える可能性があります。気になることは塗装業者に直ぐ相談しましょう。

・日が経ってから相談して「経年劣化」と言われてしまえば、お客様負担となります。

・お客様が、追加費用を負担するつもりで塗装業者にやり直しをお願いしたところ、追加費用無しで快く対応してくださった。というケースもあります。

3 )トラブルになる前に知っておきたいチェックポイント

・気になることや、やり直しをして欲しい時は、塗装業者に直ぐ相談しましょう。

・やり直しをお願いする前に、保証書を確認し内容を把握しておきましょう。

・塗装工事の見積依頼や契約時に、アフターフォローはどこまでしてくれるのか具体的に確認をし、保証書を発行してもらいましょう。

 ◆外壁塗装後、どんな不具合にどう対応してもらえるのか?

 ◆外壁塗装後、経年劣化は施工から何年後からなのか?

 ◆アフターフォローとして外壁塗装後の保証や定期検査などの有無 など

・トラブルになったら第三者機関へ相談をしましょう。

 ◆公共財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住まいるダイヤル」まずはこちらへ相談することをお勧めします。

 国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口で、中立公平な立場から経験豊富な建築士が、直接電話で相談を受付ける窓口です。

  月〜金(祝休日・年末年始を除く)AM10:00〜PM5:00 受付相談窓口 0570-016-100

 ◆消費生活センター

各地区町村に設けられた、消費生活全般に関する苦情や相談の窓口です。

  ◆全国の弁護士会での専門家相談

  最寄りの弁護士会で弁護士と建築士との対面相談を無料で利用できます。

 4)まとめ

 このページでは、『外壁塗装のメンテナンスを業者にやり直しさせることはできるのか?』解説してきました。

 こういったトラブルは、お互いの感覚の違いから生じることが殆どなのかもしれません。

 そうならないために、お見積・事前の打ち合わせ・各工程の仕上がり確認、塗装後のアフターフォロー、不明な点は直ぐに相談できる業者選びが重要になります。

 福永塗装工業は、鹿児島県鹿児島市で長年の塗装実績と経験を持ち、工事を通じての出会いを大切に、工事終了後も迅速・確実にサポート対応しております。どんな小さな、些細なことでも家のことでお悩みがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。