現場ブログ

日別アーカイブ: 2021年4月19日

海沿いにお住みの方必見!外壁を塩害から守る対策法!

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 豊かな自然に囲まれている我が街、鹿児島で沿岸部にお住まいの方も多いのではないでしょうか?そんな方々の大切な家の外壁が、塩害を受けていることにお気付きですか?

 塩害は、ご自身でのメンテナンスや発見は大変難しく、放っておくと気付かぬうちに外壁はボロボロ、家自体の寿命も短くなっている恐れがあります。

 今回は、そんな塩害についてお話ししていきたいと思います。

 

1)塩害とは?

 海からの塩水が風に乗って建物に付着し、金属や外壁を劣化させる現象のことです。

日常も気付かぬうちに進む塩害ですが、台風など強風の後は、海からの塩分はかなり飛んできているので注意が必要です。

 

1-1外壁にどう影響するのか?

・金属の腐敗

 雨戸や窓枠など鉄製品や、コンクリートで覆われた鉄筋も塩害の影響を受け我が家の寿命を縮める1番の要因になります。鉄筋は、アルカリ性でできたコンクリートに覆われているので直ぐに影響を受けることはありませんが、覆っているコンクリートが一定量の塩分濃度を超えたときに、腐食やサビが発生し外壁のヒビ割れ、雨水の侵入など合併した影響に広がっていきます。

 

・塗料の劣化が早まる

 通常、外壁塗装のメンテナンスは一般的に約10〜20年と言われていますが、塩害の影響を受ける地域では、2〜3年ほど早く劣化がはじまると言われています。対策としては、メンテナンス時に、塩害に強い塗料を選ぶことが1番良い対策です。

・外壁の剥がれ

 これは、一般の私たちでも気づける劣化です。発見したら直ぐに業者に相談しましょう。

1-2塩害に強い外壁

①タイル

 タイルは耐久性に優れ塩害の影響も受けにくく耐用年数30年とも言われますが、1つ注意点があります。

 それがタイルとの隙間を埋める「目地」から塩が浸透しないように防水対策をしっかり行うことです。これを怠ると、タイルとの接着材として使われているモルタルが影響を受け、塩害に強いタイル貼りを選んでも耐久性は低くなります。

②樹脂製サイディング

 読んで字のごとく、樹脂でできている板材なので、サイディングを使用されたい方は、1番のオススメなのですが、下記のように難点が幾つかあります。要検討ですね。

特徴:軽くて加工しやすく塩害や寒暖差(耐候性)に強く劣化・色あせ・変色しにくいのが

 特徴ですが、デザインが少ないことと、取り扱う業者が少ない外壁です。

価格:4,000〜9,000円(価格差が激しい商品です)

メンテナンス周期:10〜20年

 

③ガルバリウム鋼板

 この板材は金属を重ねて作った外壁材なので、①・②より塩害の影響を受けやすいのですが、予算を抑えたい方は検討してみるのも良いのではないでしょうか?(耐久性は低いです)

外壁塗装のメンテナンス周期は約10年ほどです。

 

2)塩害の対策

 塩害の被害を受けるのは、通常で海沿いから5キロメートル以内だと言われています。

強風時は10キロメートル以上になることもあります。

 

2-1塩害を受けた外壁のメンテナンス方法

 塩害の影響を受けることを認識していても、土地が海沿いから5キロメートル以内である土地を代々受け継がれてきたのであれば尚更、現在の土地でできる範囲の事前予防とメンテナンスを心掛け、ご自身で我が家を守る必要があるのではないでしょうか?

 

(事前予防)

・塩害に強い外壁材を選ぶ

・塩害に強い塗料を選ぶ

 

(自分でできるメンテナンス)

・外壁を洗浄する(私の自宅は目の前が海だったので、台風後など車を洗うように外壁も水をかけていました。それだけでもメンテナンスになります。)

2-2塩害に強い塗料の種類

 塩害に強い塗料選びでは「耐久性の高い塗料」を選ぶことがポイントになります。

(今回、紹介する中で参考にした塗料の比較です。製品は他にもあります。)

①無機塗料

 セラミックといった劣化に強く、塗料の中で最も耐久性に優れた塗料です。

耐久性:1番高い

価格:4,000〜4,500/㎡

 

②フッ素塗料

 メンテナンスの手間も少ない、一般的な有機塗料で1番耐久性に優れた塗料です。

耐久性:高い

価格:3,500〜4,500/㎡

 

③ピュアアクリル

耐久性:やや高い

価格:2,500〜3,500/㎡

 

④シリコン

耐久性:やや低い

価格:2,500〜3,500/㎡

 

⑤ウレタン

耐久性:低い

価格:1,800〜2,000円

 

⑥アクリル

耐久性:1番低い

価格:1,000〜1,200円

3)まとめ

 ご自宅の塩害は、そこに住む限り避けては通れない問題になります。

今回ご紹介した事前予防とメンテナンスを怠らぬよう、塩害は表面的には気付かないことも多くあります、定期的に外壁に目を向けて劣化に早く気付き手を打ちましょう。

 また、引っ越しをご検討中で「海の見える」物件をお探しの方は、質問する項目として「外壁・塗料に関して」も入れておくことをお勧めいたします。

 

コンクリート打ちっぱなしの外壁にも塗装は必要なの?

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デザイナーズマンションと言って思いつくキーワード!『コンクリート打ちっぱなし』『オシャレ!!』って言葉が思い浮かびませんか?

 しかし実際に住むとなると……

『冬寒くないの?』

『コンクリート剥がれてきたらどうなるの?』

『頭ぶつけたら痛そう(これは、塗装には関係なかったでした!確実に痛いです!)』

『塗装しなくていいならメンテナンス代、必要ないよね♪』

などなど、疑問に思うことってありますよね?

 今回は、憧れのコンクリート打ちっぱなしの外壁はどうなのか?お話ししていきます。

1)コンクリート打ちっぱなしとは?

  木材で組み立てた枠の中にコンクリートを流し込んで、コンクリートそのままの質感でデザイン性を重視した工法で作られた外壁のことです。

 

 一般的な住宅の工法は3種類あって、木造・鉄骨・鉄筋コンクリート(RC)です。日本では、昔からある木造住宅が1番身近で、費用も1番抑えることができます。

 では、今回の題目であるコンクリート打ちっぱなしを詳しく紐解いてみましょう。

 

1-1メリット・デメリット

(メリット)

・デザイン性:見た目がクールでオシャレ、見た目・質感は1番の魅力と言えるでしょう。

・耐久性:木造より層が厚く強度が強い。

・空間を広く活用できる:部屋の板が、耐久性の強さであり柱の役割にもなっているので、その分スペースを広く活用できます。「間仕切りの少ない広い空間で、家族とのコミュニケーションを大切にしたい方」や、「敷地の形が独特だという方」へは木造住宅では実現できない形状の空間にも対応できるメリットがあります。

 

・耐火性:耐火性は圧倒的に優れており、1000度の炎に2時間耐えられると言われています。そのため、火災保険の掛け金が他の住宅より1/3程度で加入することができるそうです。実際、火災の炎は1000度まで上がると言われているので、耐火性と火災保険の掛け金は理にかなっていると言えます。

 

・防音性:木造より層が厚く音が漏れないため、ホームシアターや音楽ルームに適していることと、近隣からの騒音を防ぐこともできるので快適に過ごすことがで可能です。

 ただ実際に使われるコンクリートの重度や密度によって遮音性は変化するので、注意が必要になります。

 

(デメリット)
・吸水性:コンクリートは、固まった後も3〜5年かけて少しずつ水分を蒸発していきます。

「蒸発する水分と、日々の生活で発生する水分が、壁にどう影響するのか?」

室内:3〜5年かけて蒸発しているコンクリートの水分が、湿気や結露の一因になり、壁だけではなく室内の様々な場所にカビを発生させ健康を害する原因にもなります。「除湿機」や「水分を蒸発させる石油ストーブではなくエアコンを使用する」など対策が必要です。

外観:コンクリートは雨や汚れた水も吸収してしまうので水垢による汚れが目立ちます。

それより重大なことは、コンクリート内部に侵入した水分によって、鉄筋が錆び、錆びた鉄筋が膨張し、コンクリートにダメージを与えることです。

・熱伝導率:高い(よい)ことで、コンクリート打ちっ放しの室内は、冬は暖房が直ぐ温まらなくて寒い、夏は冷房が効きにくく暑い…そんな環境になるため、光熱費が高くなりがちです。これが、住宅に適さない要因とも言えます。

「熱伝導率が高い(よい)とは?」
(例)冬:熱伝導率が高いので外気の冷気を吸収し蓄積する。それを保つ性質により、冷気は蓄積しなかなか抜けていきません。⇨暖房が直ぐ温まらなくて寒い理由です。

 

1-2コンクリート打ちっぱなし風の家

 鉄筋コンクリート(RC)の家を建てるには、費用もかかりますし住宅に適さないデメリットもあって諦めている方はいらっしゃいませんか?

 そんな方に、木造住宅の外壁を「コンクリート打ちっぱなし風」を可能にしてくれる「サイディング」という外壁用のボードがあります。ですが木造住宅になると屋根との調和をどうするか?などデメリットもあります。多角的な面から、ご自宅を理想に近いものに出来るか?考えて見る必要がありそうです。

2)コンクリート打ちっぱなしの外壁塗装

 コンクリート打ちっぱなしの外壁に塗装は必要ないと思ってはいませんか?

2-1外壁塗装は必要なのか?

はい!必要です!

 新築のコンクリート打ちっぱなしの物件は、撥水剤を塗装した状態で引き渡しが行われます。

その後、劣化によるひび割れ・カビ発生・表面の剥がれ・内部の鉄の錆びなど、発生しメンテナンスが必要になります。

 理想の塗装(メンテナンス)周期は6〜7年が目安です。

 

2-2塗装方法

(劣化症状:雨染み)

工法:撥水剤塗布

 コンクリートの質感をそのままに、防水性を高める無透明な塗料で雨染みを防ぎます。

メンテナンス:2〜7年

メンテナンス費用:1,000〜2,000円

 

(劣化症状:コンクリートの中性化・鉄の錆び)

工法:カラークリヤー工法

 透明な塗料に、着色剤を混ぜた塗料。カラーニスとも言います。
仕上がりが美しく、コンクリートの中性化を防止し、内部の鉄の錆びも防ぐ効果があります。撥水剤塗布より、費用はかかりますが防水性・コンクリートの耐久性と保護する役割も高めてくれます。

メンテナンス:5〜15年

メンテナンス費用:2,000〜4,000円

 ※コンクリートは本来アルカリ性ですが、雨などの影響を受け水分の浸透を繰り返すことで中性になり、化学反応で鉄の錆びの原因になるのです。

 

(劣化症状:汚れ・カビ・錆び)

工法:再現工法(G-PF工法)

 劣化したコンクリートを、新築と同じ状態まで戻す工法のことです。職人に高い技術が求められます。

メンテナンス:5〜20年(職人によりかなり変動します)

メンテナンス費用:4,500〜6,500円

3)まとめ

 憧れのコンクリート打ちっぱなしの外壁メンテナンスの話は如何だったでしょうか?

 馴染みのない用語が出てきたり、手間がかかりそうだったり…悩みが深まった方もいらっしゃるのでは?ですがデメリットの対応策もたくさんある様です。不安な点など是非!専門業者にご相談下さい。

 ご自身の理想の家を、定期的なメンテナンスでデザイン性や耐久性の高さを保つことは十分に可能です。

 長期的なアフターフォローも私たち「福永塗装工業」にお任せ下さい!!一生涯共にするコンクリート打ちっぱなしの美しいオシャレな家を目指しましょう!

 

外壁塗装のメンテナンスを業者にやり直しさせることはできるのか?

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外壁塗装のメンテナンスは約10年に一度、我が家を『丈夫に美しく』守る重要な工事です。

 このページでは、外壁塗装のメンテナンスに満足がいかないとお悩みの方へ『外壁塗装のメンテナンスを業者にやり直しさせることはできるのか?』解説していきます。

1) 業者にやり直しをして貰えるケースと、して貰えないケース

 外壁塗装のメンテナンスに満足がいかなかった時「明らかな理由が塗装業者側にある場合、やり直しをして貰えます。」

 しかし、すべてのケースでやり直しをして貰える訳ではありません。

やり直しをして貰えるケースと、して貰えないケースを、解説していきます。

 

  1-1 塗料の塗りムラがある

 『明らかな塗りムラ・塗装の厚みが違う場合はやり直しして貰えます』

 外壁塗装のメンテナンスは人の手で行う作業のため「塗料の塗りムラ」は多少出てしまうものです。

 「見る角度によってムラがある」「光の反射でムラがあるように見える」程度であれば、やり直しして貰うことは難しい場合もありますので業者に相談してみましょう。

 

 1-2 塗料が塗られていない

 『明らかな塗り残し・塗装すべき箇所が塗られていない場合はやり直しして貰えます』

 壁の前に動かせないものがあった時に「塗り残しではないか?」と起こるトラブルがあります。

 外壁塗装のメンテナンスでは、壁の前に動かせないものがないか事前確認し、お客様のご要望をお聞きしてから作業を開始します。

 作業終了時には、業者と一緒に最終確認をして、満足いかなければその場でやり直しをして貰えるか聞けるのでオススメです。

 

 1-3 塗料の色が違う

 『依頼した色と明らかに違う色の塗料が塗られている場合はやり直しして貰えます』

 外壁塗装のメンテナンスでよく起こるトラブルに、依頼していた色で塗装してくれているけど「イメージが違う」というケースです。この場合やり直しをして貰うのは難しいでしょう。

 色選びの失敗がないように、事前の打ち合わせは納得が行くまでしっかり相談しましょう。

 

 1-4 塗料が膨れ・剥がれてきた

 『塗装後、数ヶ月〜1年以内に症状が出た場合はやり直しして貰えます』

 塗装が膨れ・剥がれてきた場合、外壁塗装のメンテナンスから1年以上経過していると、経年劣化と判断され、やり直しをして貰うのは難しいでしょう。

2 )やり直しで発生する追加費用の負担は業者か?お客様か?

やり直しの追加費用は、『依頼した業者により対応は違ってきます』

(例えば)

・外壁塗装のメンテナンスは作業終了後、お客様立ち合いのもと最終確認をします。その後に塗装不良が発見されても応じて貰えない場合があります。

・塗装業者が悪いとも言えず、お客様も悪いと思っていないケースは、「お客様都合」と判断され、お客様の負担になる可能性が高くなります。

・足場解体後より解体前の方が快く対応して貰える可能性があります。気になることは塗装業者に直ぐ相談しましょう。

・日が経ってから相談して「経年劣化」と言われてしまえば、お客様負担となります。

・お客様が、追加費用を負担するつもりで塗装業者にやり直しをお願いしたところ、追加費用無しで快く対応してくださった。というケースもあります。

3 )トラブルになる前に知っておきたいチェックポイント

・気になることや、やり直しをして欲しい時は、塗装業者に直ぐ相談しましょう。

・やり直しをお願いする前に、保証書を確認し内容を把握しておきましょう。

・塗装工事の見積依頼や契約時に、アフターフォローはどこまでしてくれるのか具体的に確認をし、保証書を発行してもらいましょう。

 ◆外壁塗装後、どんな不具合にどう対応してもらえるのか?

 ◆外壁塗装後、経年劣化は施工から何年後からなのか?

 ◆アフターフォローとして外壁塗装後の保証や定期検査などの有無 など

・トラブルになったら第三者機関へ相談をしましょう。

 ◆公共財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住まいるダイヤル」まずはこちらへ相談することをお勧めします。

 国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口で、中立公平な立場から経験豊富な建築士が、直接電話で相談を受付ける窓口です。

  月〜金(祝休日・年末年始を除く)AM10:00〜PM5:00 受付相談窓口 0570-016-100

 ◆消費生活センター

各地区町村に設けられた、消費生活全般に関する苦情や相談の窓口です。

  ◆全国の弁護士会での専門家相談

  最寄りの弁護士会で弁護士と建築士との対面相談を無料で利用できます。

 4)まとめ

 このページでは、『外壁塗装のメンテナンスを業者にやり直しさせることはできるのか?』解説してきました。

 こういったトラブルは、お互いの感覚の違いから生じることが殆どなのかもしれません。

 そうならないために、お見積・事前の打ち合わせ・各工程の仕上がり確認、塗装後のアフターフォロー、不明な点は直ぐに相談できる業者選びが重要になります。

 福永塗装工業は、鹿児島県鹿児島市で長年の塗装実績と経験を持ち、工事を通じての出会いを大切に、工事終了後も迅速・確実にサポート対応しております。どんな小さな、些細なことでも家のことでお悩みがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

 

外壁塗装の塗料はどれくらいで乾燥するのか?乾燥不足で起る不具合は?

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 外壁塗装のメンテナンス期間は、7〜10日ほどですがその期間で、塗料は乾くのでしょうか?家一件丸ごと塗料を塗っているのですから、かなりの時間が必要なのではないかと思うのですが、塗料自体が早く乾くようになっているのでしょうか?

 乾燥していない状態で、作業を進められても困りますよね。

今回は、塗料の乾燥時間と乾燥不足で起る不具合についてお話しします。

1)塗料が乾燥する時間

 外壁塗装で塗料の乾燥時間は、様々な種類と気候により異なってきます。では、それぞれの環境で、塗料の乾燥をどう判断しているのか、説明していきます。

 

 1-1乾燥までに塗料はどう変化するのか?

 外壁塗装の工程は、高圧洗浄⇨1度塗り⇨2度塗り⇨3度塗りの順で行われ、それぞれの間で適切な乾燥が必要になります。

 (高圧洗浄:1〜2日)水分が残ったまま外壁に新しい塗料を塗ると、剥がれや気泡が出る原因になり劣化を早めることになります。

*塗料は下記の状態で乾燥の経過を判断します*

 (指触乾燥:1〜2時間)指で少し触っても塗料が着かないが、内部は乾いていないので重ね塗りできません。

 (半硬化乾燥:約1日)指で擦っても塗料に跡がつくことがなく、重ね塗りしても大丈夫な状態です。

 (硬化乾燥:約1週間程度)指で押しても塗料に指紋がつかない状態で、内部もほぼ乾燥しています。

 (完全乾燥:約2週間以上)塗装内部まで完全に乾燥した状態です。

 同じ塗料でも季節や天候・湿度により時間が異なることに注意し、指で軽く触れてみる程度で試してから、乾燥状態を確かめましょう。(強く押し付けて、乾燥していない場合は、指紋が残ったり、塗膜が崩れてヨレの原因になったりします。)

 

 1-2乾燥が適切に行われなかった時に起るトラブル

 外壁塗装のメンテナンスの目的は、外壁の耐久性を高め、我が家を美しく長持ちさせるためです。メーカーが指定している用法を守ってこそ、塗料の機能が発揮されます。(遮熱・湿度の調整など)適切に行われなかった場合どんなことが起るのでしょう。

・ヒビ割れ

・剥がれ

・膨れ

・色むら

・仕上がりが汚くなる

・塗装表面に、気泡のようなものができる

などです、塗装のメンテナンス直後は、一般の私たちが気付くのは難しいので、後のアフターフォーを見積時に確かめておくことが大事になります。

 

 1-3乾燥までにしてはいけないこと

 塗装業者が、様々な配慮で正しい工事をしていても、家主の私たちが知らないうちにやってはいけないことをしている可能性もあります。後で困ったことにならない様に、ここで把握しておきましょう。

・乾燥までに、どのくらい掛かるのか?日程の確認と、やってはいけないことを依頼した業者と確認を取り合う。

・無闇に触らない。

・日常生活で、クセになっている「傘」は雨で濡れていますし、ビニール製品なので要注意です。

・予期せず、ものが触れてしまったり倒れたりするものが周囲にないか?確認し、あった場合は移動しておきましょう。

・外壁塗装メンテナンス期間中は、洗車や草木に水をやるなど注意しましょう。(なるべく行わない方が良いかもです。)

2)季節で変わる乾燥のポイント

 外壁塗装のメンテナンスに適した季節は、やはり春と秋です。

気温・湿度・天候など総合的に適しています。(秋は、台風で足場の解体、組み直しが心配です…そうなると、春が1番良いのかもです。)

 夏はどうでしょう?ネックになるのは、窓を開けられない点と、エアコンを使用できない点です。お客様にとって、かなり辛い環境になってしまします。

 冬はどうでしょう?気温が低いと乾燥に時間がかかります。厚生労働省のガイドラインでも「気温5度未満、湿度85%以上」では外壁塗装不可。と通達が出ています。

 梅雨時期も、乾燥に時間が掛かるので避けたいですね。

3)まとめ

 塗料は正しい方法で塗られて、初めて製品として成り立ちます。

メンテナンスを検討し始めた頃は「色はどうしよう」と外観にばかり気が取られていたのではないでしょうか?

 家を守るためには、こういった項目を知ることがとても大切です。業者もこういった大切なことを、積極的に話してもらいものです。そのように認識のすり合わせを大切にすることで、トラブルも回避できるのではないでしょうか?

 当社は、塗料の寿命は、工事の確実性で変わってくるということを熟知した職人が、責任者として工事を進めております。また、お客様のご納得がいくまで代表自ら打ち合わせをさせて頂きますので、どんなことでもお尋ねください。皆様とのご縁を大切に、今後も勤めて参ります。

外壁塗装はなぜ3度塗りするの?

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外壁塗装のメンテナンスで、塗料を3度塗っているのをご存知でしょうか?

なぜ時間も、手間もかけて3度塗りしているのか?それには、それぞれ意味と役割があるからなのですが、依頼した業者が手抜き工事をしているケースもあります、そうなると折角のメンテナンスが意味のないものになってしまいかねません。

 今回は、それぞれの工程の意味と役割などを説明していきます。

1)外壁塗装の塗り回数とは?

 外壁塗装のメンテナンスで、塗り回数は基本的に「3度塗り」と言われていますが、外壁の劣化の具合で回数が増えることもあります。

 逆に、外壁の傷みが少ない場合はどうなのでしょう。稀に2度塗りのこともありますが、やはり「3度塗り」が基本だと覚えておいて下さい。

 

 1-12度塗りと3度塗りの違い

 なぜ、2度塗りではダメなのでしょうか?それは耐用年数が短くなるからです。

3度塗りの工程

・下塗り⇨中塗り⇨上塗りです。

2度塗りの工程とダメな理由

・下塗り⇨上塗り(中塗りをしない)

・塗料を厚く塗って誤魔化すことがある。(塗料は、塗ってよい厚みがメーカーで決まっています。それ以上の厚みで塗っても意味がなく、厚く塗った外壁は問題が発生するのは勿論、耐用年数も短くなります。)

こんなことを言われたら要注意です。(疑って下さい!)

・塗料の性能が良いので2度塗りで大丈夫。

・外壁材が良い素材なので2度塗りで大丈夫。

 1-2「1・2・3度塗り」それぞれの役割と注意点

(下塗り)

 下塗りは、塗料を塗る工程で1番重要になります。

 なぜ重要なのかというと、下塗りが外壁と塗料との密着度を高める接着剤の役割になるからです。

 もし下塗りが不十分だった場合、塗料が直ぐに剥がれたり・浮いたりする原因になり、耐用年数より早い時期にメンテナンスが必要になります。

(中塗り)

 仕上げ塗りの1回目と考えていただくとイメージしやすくなるのではないでしょうか。

前述で述べた通り、2度塗りで済ませようとして省かれやすい工程が中塗りです。もし省かれてしまった場合、外壁や下塗りの色が透けて汚く見えることもあります。

 省かれることのないように、注意・対策をとりましょう。

 

(上塗り)

 仕上げ塗りの2回目ですね。上塗りの特徴は大まかに

・塗料を長持ちさせるための「塗膜」をつくる。

・「塗膜」で耐久性を高める。

・外観の仕上げを美しくする(塗り残し・塗りムラがないかチェックしましょう)などがあります。

 

 注意すべき点として、「下塗りと上塗りの塗料には相性がある」ということです。もし、塗装業者が相性の合わない塗料を塗ってしまった場合、下塗りした塗料ごと短い期間で剥がれてしまいます。メンテナンス後、数年で下塗りごと剥がれてしまった場合は問い合わせましょう。

2)3度塗りしてくれているか?チェック方法!

 3度塗りかチェックする方法は、見積の時にきちんと話し合い・確認をすることで安心して良いと言えます。

 2-1見積時

・見積書で工程の項目を確認しましょう。

・工程表を作成してもらいチェックしましょう。

・可能な限り、1〜3の工程を違う色で塗ってもらいましょう。(特に、中塗りと上塗り)

・工程ごとに写真を撮ってもらいましょう。

・1日で、1〜3の工程が終わることはないので、ご自身の目で手抜き工事をされていないか、作業を見せてもらいましょう。

・アフターケアーの範囲・期間を確認しましょう。

 

 2-2その他

 外壁塗装のメンテナンスは、3度塗りが基本だと書いてきましたが、耐久性を高めるために4度・5度塗りをしてもいいのでしょうか?

⇨その答えは「No.」です。

 

 厚塗りをしたら良いというものではないことと、4度・5度塗りになると費用がかなりかかってしまいます。様々な方面から考えても「やはり3度塗り」が良いでしょう。

3)まとめ

 外壁塗装は、なぜ3度塗りするのか?お分かり頂けたでしょうか。

 最近は、TVやYouTubeで「DIY」をされている場面を見る機会があるのですが、3度塗りの工程をしたのか?疑問に思うことがあります。

 

 やはり、それぞれの工程には理由や役割があります。それを1番知っているのがプロである塗装業者です。私たちは、職人だからこそできる作業で、土台のしっかりした我が家で、長く快適に過ごして頂きたいと願っております。

 また、定期的なアフタフォローも承っておりますので、気に掛かることは直ぐにご相談ください。お待ちしております。

外壁塗装のメンテナンス中の生活で注意すべきこと

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外壁塗装のメンテナンス中は、様々な作業があります。業者と上手くコミュニケーションが取れていないと思わぬことが起きてしまうことを予め知り、工事中もご自身の日常生活にストレスを感じることなく過ごして頂けるように、注意すべき点をピックアップしてみましょう。

1)日常生活との変化

 外壁塗装のメンテナンス中、ご不便をおかけする事はありますが、基本的に日常の生活を過ごして頂いて構いません。

 

 1-1家にいなきゃけないのかしら?

 外壁のメンテナンスですので、外出して頂いて問題ありません。

 しかし、留守中にお宅のものが無くなった、など疑念を抱いてしまうことが起きては、お客様にとって不愉快極まりないことになります、そのようなことが起きないように、しっかり施錠をして業者に一言お声をかけて頂ければ、とても有難いです。

 

 1-2窓やドアの開け閉めは?

 「ドア」の開け閉めは日常生活を送る上で、欠かせないのでいつでも大丈夫です。

 ですが、「窓」の開け閉めはサッシに養生しているので基本的には出来ません。もし、開け閉めが必要であれば、業者に声掛けをしその部分だけ早く作業を終わらせて貰うなど、方法はありますので。お気軽にご相談下さい。

 

 1-3エアコン

 エアコンは、水が入ることの無いように窓と同じく養生で覆います。

 夏の暑い時期の室内は、とても耐えられないですよね。工事が始まる前に、ご相談して下さると負担をお掛けすることなくスムーズに対応させて頂います。

1-4給湯器

 給湯器は、外壁塗装中「使用することは出来ません」

(理由)

・専門の業者の方しか給湯器の取りはずしをすることが出来ないからです。

 ・養生で覆われた給湯器は、着火不良・異常が発生する可能性があるからです。

・給湯器の使用時に発する熱により、覆っている養生に着火する恐れがあるからです。

また、外壁塗装も、給湯器を覆った部分は塗装できないことになります。どうしても塗装して貰いたい時は、お客様の方で給湯器の専門業者に取りはずしを依頼し、塗装することになります。

 1-5休日

 工事の音や、塗料の臭いで折角の休日をゆっくり過ごせないのは避けたいと思われる方も多いかと思います。ご相談頂ければ、お客様の休日に合わせて工事の日程を組み込ませて頂きます。

2)その他

 2-1防犯

 外壁塗装のメンテナンス中は、外壁に足場を組んでいることと、建物全体を養生シートで囲っていることから、防犯の面でとても注意が必要になります。

 対策として

・鉄柵がある窓も全て施錠する。

・防犯鍵など侵入に時間がかかる工夫をする。

・貴重なものは置かない

・常に灯りを付けておく

など、防犯対策は外壁塗装のメンテナンスが終わってからも、無駄になることではないので侵入されやすい箇所はないか?防犯意識を高め十分な対策をとりましょう。

 

3)まとめ

 外壁塗装のメンテナンス時に、基本的には普段の生活を送っていいと冒頭に言いましたが、ピックアップしてみると生活に欠かせない事で注意すべき点も意外と多くありましたね。特に「給湯器」は、知らずに使っていたらと思うと…とても恐ろしい事故に繋がっていたかもです。

 あと、見直す点は「防犯」ですね。いい機会なので今後のためにとても良い事だと思いました。

 

 このページでピックアップしていない事で、気付いたことや不安になっていることは、遠慮なくご相談下さい。安全に施工が進むように私達、福永塗装工業がサポート致します。

 

外壁塗装のメンテナンス期間中、車はどうしたら良いのか?

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 外壁塗装を行う時に、良くある質問の1つに、「車」を塗装期間中どうしたら良いのか?というものがあります。

 このページでは、外壁塗装中に、自家用車をどうすれば良いのか?について、具体的な解決策をご紹介します。

 

 

1、外壁塗装のメンテナンスで、車はいつもの場所でいいのか知りたい

 外壁の塗装工事中に、塗料が車に付着したり、工具が落ちてきてキズが付いたりしないか心配されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 外壁塗装のメンテナンスは、全工程を10〜14日を目安に行っていきます。敷地が広く車を置く場所に余裕がある方以外は、それぞれの工程で、車の移動をお願いしなければなりません。詳細を下記で解説していきます。

 

因みに、いずれの場合も費用は全てお客様持ちとなります。

 

 1-1車の移動が必要な日

 車の移動が必要な日は、工事期間中で最低3日あります。

 ①工事初日の、足場鉄材を持ち込み・組み立てる日

 どんなに慎重な作業を心掛けたとしても、足場の鉄材は3m以上の鉄で出来たものを使います。敷地内でスムーズに搬入・作業するには、十分なスペースが必要となるため、足場の組み立てが終わるまで余裕を持って1日、車の移動をお願いすることになります。

(作業時間の目安は3〜4時間)

 足場を組み立てる日に、飛散防止シートの設置もします。

 ②壁の高圧洗浄の日

 外壁は埃やカビといった汚れが付着し、塗装を守ってきた「塗膜」が経年劣化で密着力が弱まっています。それらの汚れを落とし外壁塗装の寿命を長くするために、高圧洗浄は欠かせない作業になります。

 足場を組み立てた日に、飛散防止シートを設置していますが、長年の汚れを洗い流した水が高圧で飛んでくるのですから、車を汚さない為に移動をお願いすることになります。

(作業時間の目安は半日〜1日です)

 

 ③足場の解体・鉄材搬出の日

 この日は、①の日と同じ理由になります。

 作業は、①の日より1時間ほど短く、2〜3時間が目安となります。

 

 1-2車の移動が必要な期間

 外壁塗装のメンテナンスにかかる期間は10〜14日が目安となり、期間中移動が必要かを2つのパターンで解説していきます。

①敷地により、全ての期間移動が必要な方。
②どんな事が起こるか心配なので期間中ずっと移動しておきたい方。

 ①の方は、ご自宅の駐車場が外壁と近い場合です

 足場は、外壁から60〜70cm程の幅で設置します。その幅以内に車が入ってしまう場合は、工事期間中ずっと移動をお願いすることになります。

 

 外壁塗装のメンテナンスは、天候によって日程が伸びることがあります①・②の方いずれも移動する駐車場の手配は、余裕を持った日数で準備をしておくとよいでしょう。

 

2、外壁塗装のメンテナンスで、車のトラブルの予防と解決方法を知りたい

 外壁塗装のメンテナンスで車のトラブルが起きる時、工事は誰のお宅で、誰の車が被害対象なのかを、パターンごとに予防と解決方法を解説していきます。

 

 2-1ご自宅の工事で、近隣の車が被害対象

 トラブルで1番起こしたくないのはこのパターンではないでしょうか。

 1番安らぐはずのご自宅で、近隣の方に気を使う生活はストレス以外の何者でもありません。だからこそ事前の予防策を業者と共に確認し、近隣の方への誠意ある説明と、ご協力・ご了承いただくなど怠ることなく慎重に行いましょう。

 

(予防の具体例)

 ①業者との話し合いや見積時に、ご自身・近隣の方の車の対応を具体的に確認しておくと、近隣の方に質問された時に受け答え出来て、トラブル回避にも繋がります。
(具体例)
近隣の車の移動が必要な日・養生シートが必要な日を聞いておく。
(養生シートで車が傷つく事例もあるので、業者に養生シートの材質も確認しておくと良いでしょう)

 

 ②業者に工事案内書を作成してもらい、近隣の方へ事前挨拶と下記内容も含めた説明をしてもらう。
(足場の組み立てなどのご協力・車の移動が必要な日・車の移動による駐車場代・工程により養生シートが必要で掛けさせてもらってよいかご了承いただく)

 

 ③トラブルが起きないように、しっかり配慮してくださる業者を選ぶこと。

 

 ④外壁塗装会社は、お客様や近隣の方へ被害を出してしまった時のために「損害保険」に加入しています。業者に、加入しているか必ず確認しましょう。

 

(解決方法)

 ①状況確認の為に、近隣の方へ被害にあった箇所の写真を撮っていただく。

 ②施工業者に連絡をする。

 ③「車はどこにあったか」「どのような被害か」被害状況の把握が一致しているか、近隣の方・業者・ご自身の3者で話をしましょう。

 ④車のディラーに、施工業者が見積もりを取り、今後の対応を業者から近隣の方へ説明してもらいましょう。
(基本的に、④は施工業社と近隣の方で話を進めた方がスムーズになります。)

 ⑤全ての対応が終わったら、業者に報告をもらいましょう。
(トラブル解決は業者だけに任せるのではなく、ご自身も誠実に謝罪し円滑な解決に勤めましょう。)

 

 2-2ご自宅の工事で、ご自宅の車が被害対象

 ほぼ、上記の対応と同じです。

 

 2-3近隣の工事で、ご自宅の車が被害対象

(解決方法)

 この場合、近隣の方へご自身が被害の話をするのは得策ではありません。
工事前の挨拶などで把握している業者へ直接連絡し、話し合いをする方がスムーズに進みます。もし、業者との話し合いで補償に納得がいかない場合は、第三者機関に相談しましょう。

 近隣の方へは、タイミングをみてやんわりと話す程度にしておくと、今後のお付き合いの雰囲気が悪くなることはないでしょう。

【第三者機関】

◆公共財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住まいるダイヤル」

  まずはこちらへ相談することをお勧めします。

  国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口で、中立公平な立場から経験豊富

  な建築士が、直接電話で相談を受付ける窓口です。

  月〜金(祝休日・年末年始を除く)AM10:00〜PM5:00 受付相談窓口 0570-016-100

 

 ◆消費生活センター

  各地区町村に設けられた、消費生活全般に関する苦情や相談の窓口です。

 

 ◆全国の弁護士会での専門家相談

  最寄りの弁護士会で弁護士と建築士との対面相談を無料で利用できます。

3、まとめ

 いかがだったでしょうか?

 ご自宅と同じように、車は高価な物でそれぞれの方でこだわりが強い物でもあります。トラブルが起きてどんな対応でも納得できないと仰る方もいるので、事前の予防が如何に大切かを知り、業者選びも慎重に行いたいものです。

 

 福永塗装工業では、代表自身がお客様が納得いくまで打ち合わせをし、工事前に「工事案内書」を作成し近隣の方へご挨拶に伺うのはもちろん、お客様が近隣の方へ気を遣う事の無いよう工事に取り組んで参ります、お気づきの点などありましたら遠慮なくご相談ください、お客様に満足頂けるようスピード対応いたします。

 

雨戸も塗装が必要だと知っていましたか?

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 普段は必要性を感じない雨戸ですが台風など自然災害の時に、私たちを安全に守る心強い役割を果たしてくれます。その雨戸も、外壁塗装が必要だとご存知でしょうか?
いざという場面は、そう何度も訪れませんが、何度も訪れない事柄は、予想しずらく不意に訪れるものです。そんな時に慌てることがないように、雨戸も定期的なメンテナンスを行いましょう。

 

1)雨戸の役割

 雨戸は、雨風で飛んでくるものから建物や窓ガラスの損傷を防ぎ、また防犯対策として、とても頼りになる役割を担っているのです。

 1-1台風被害

 ここ数年、鹿児島には直接的な被害はありませんが、記憶に新しい熊本の人吉周辺や太平洋側の地域では甚大な被害に見舞われました。

 鹿児島の方は、訓練をするわけでもありませんが、昔からの教訓で庭にある物を家の中に入れたり「どこから何が飛んでくるか分からない」と雨戸もしっかり閉められますよね。とても良い習慣だと思います。

 そんな台風・自然災害のために、雨戸の定期的なメンテナンスを心掛けましょう。

 1-2防犯対策

 防犯対策として雨戸は有効なのか?その答えはYES!です。ですが、注意点もあるので解説していきます。

 まず有効な点、侵入者は玄関より窓から侵入することが多いのです。その時、頼りになるのが雨戸になります。

私たちの認識の甘さもあるのですが(近年玄関の防犯対策は厳重になってきているのに対し、窓はまだまだ手薄になっていることが多いのではないでしょうか?)

 この先、窓の強化をする際は目安として侵入者が5分以上かかる防犯対策をしましょう。

 反対にあまりお勧めできないのが、長期間、雨戸を閉めている場合です。

「この家は、長期間留守にしてますよーー〜。」っと言っている様なものです。

雨戸の防犯は、有効な点を上手く取り入れて対策しましょう。

 

2)雨戸に塗装が必要な理由

 塗装がなぜ必要か?それは、我が家を守るためです。(自然災害とは別に経年劣化からという意味です。)

 2-1経年劣化で外壁にも影響が

 雨戸にも錆止めの塗料が塗ってあります。それは、外壁と同じで経年劣化で禿げてしまい、剥き出しになった鉄製の雨戸は錆びてきます。

 錆びてしまった雨戸を、そのままにしておくとサビが壁に垂れて外壁が変色してしまいます。

 見た目にも悪いですよね。そして雨戸はそのままで外壁だけ塗装しても、サビ方れた外壁は綺麗になっても、雨戸の見た目の悪さは更に際立ってしまいます。

 

3)経費

 雨戸の塗装にも足場が必要になることと、雨戸の交換となると大変高額になってしまいます、外壁塗装と一緒にメンテナンスを済ませた方が良いでしょう。

 3-1耐用年数(チョーキング・色あせ・サビ)

 ところで、雨戸の耐用年数ってどのくらいなのでしょう?

 雨戸は、外壁よりも少し長く13〜15年程です。(あくまでも目安です。)

 外壁と同じで、ご自身でも判断できる項目として、チョーキング・色あせ・サビがあります。気付いた時には、外壁塗装を待たず早めにメンテナンスを考えましょう。

 雨戸が外壁と違う点が「部品」です。開け閉めが頻繁になるほど、部品交換が必要となりますので、その場合は雨戸のメーカーさんへメンテナンスを依頼することになります。

 3-2足場

 足場にかかる費用は、1㎡につき約1,000円ほどです。

(例)足場にかかる費用 = 足場架面積 × 平米単価 (1,000円)で計算してみて下さい。

目安として、30坪程度のお宅だと、約15万円前後くらいになります。

 外壁塗装のメンテナンスの時と別に雨戸の塗装をする場合、この足場の費用分は2倍掛かるということです。外壁・雨戸のメンテナンスをお考えの方は、足場の費用は十分な判断基準になるのではないでしょうか?

 3-3交換・塗り替え

 交換・塗装塗り替えでも、相当費用に差が出てきます。

・交換の場合(メーカーによりますが)、一箇所あたり2万円〜上限はありません。

・塗装塗り替えの場合、約2,000〜4,000円ほどです。

交換はゼロの数が一つ多いですね。。。

4)まとめ

 雨戸の塗装が必要なことも知りませんでしたが、メンテナンスの内容も知らない事だらけでしたね。特に、費用に関しては知らずに過ごしていたらドカン!と大きな出費が突然出ていく事になりかねません。(雨戸の交換だけではなく、自然災害で我が家の損傷を防げなかったり…)

 我が家の守りとして頼りになる雨戸、いざといういう時に慌てないように目を向けてあげましょう。

 今回、お話した内容では不十分なこともありますので、気になっている方は直ぐにご相談下さい。お待ちしております。

 

外壁塗装をツートンにしたいとお考えの方へ

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外壁塗装のメンテナンスで、我が家のイメージをガラリと変えるために「ツートン」にしたいとお考えの方が最近増えてきています。

 

 このページでは、外壁塗装のメンテナンスを「ツートン」にする時に知っておくべきポイントをお話ししていきます。

1)外壁塗装を塗り分けるときの基本を知ろう

 外壁塗装をバランスよくツートンに仕上げるときに、塗る割合・どんな色合いにするか?基本を覚えておくと失敗なく仕上げられます。

 1-1 ベースカラー

 ・面積が1番広くメインとなる色

 ・建物全体の60%前後

 1-2 アソートカラー

 ・ベースカラーの次に面積の広い色

  ベースカラーと同系色の色で『明度・色相』で調節した色を選ぶとバランス良くなります。

 ・建物全体の30%前後

 1-3 アクセントカラー

 ・1番面積の割合が狭い色

  ベース、アソートカラーとは対照的な色、もしくは白や黒に近い無彩色を使うとバランス良くなります。

 ・建物全体の10%前後

2)外壁塗装をバランスよくツートンに塗り分けるポイント

 2-1 1階と2階を塗り分ける

 外壁塗装のツートンで1番多いのがこのパターンです。

  (ポイント)

  ・1階を選んだ色の濃い色にする(ベースカラー:面積が1番広い)

  ・2階を選んだ色の薄い色にする(アソートカラー:建物の30%前後)

  ・屋根に明度の高い色または無彩色を使うと(ポイントカラー)

   重厚感あるオシャレな外観になります。

 

 2-2 建物のベランダやバルコニーなどの凸部分だけ塗り分ける

 凹凸で色を塗り分けることで立体的な外観になります。

  (ポイント)

  ・濃い色を凸に塗る方が、建物全体が立体的に引き締まった外観になります。

  ・濃い色を、建物の凸全部に塗るのか?凸の一部にするか?バランスを見て決めるようにしましょう。

 2-3 建物を縦に塗り分ける

建物を縦に塗り分けると、スタイリッシュで洗練された外観になります。

(ポイント)

 ・縦に塗り分けるパターンはいく通りもあります。

           建物の四隅の一部だけ縦に塗り分ける

   玄関部分を区切るように塗り分ける

  など、塗り分ける部分に一貫性を持たせると失敗は少なくなります。

 ・塗り分ける色を、かけ離れた色合いにせず同系色で明度・鮮度を意識することが大事です。

3)外壁塗装のツートン人気カラー

ツートンカラーには、無限な組み合わせがあります。ご自分の好きなイメージに合う色の組み合わせ、配置、質感のサンプルを多く見て、他には無い我が家の「顔」となる外壁をお選び下さい。

 3-1 白×ブラウン

 同じブラウン系の色を使い分けて、安心感とオシャレな雰囲気が目を引くツートンの組み合わせになります。

 3-2 ベージュ×白

 外壁は清潔感のある色で、屋根は濃い色を使い、相性の良い引き締まった外観に仕上がっています。

 3-3 黒×白

 やはり黒と白の高級感はかっこいいです。茶色のドアも違和感なく調和する、良い例としてお分かり頂けると思います。

 同じ色の掛け合わせですが、白の面積が広くなると、爽やかな印象になりますね。

 

 3-4 白×グレー

 白とグレーはどちらも控えめで、全体的に落ち着いた印象に仕上がります。その後の管理がしやすい組み合わせでもあります。

 3-5 白×淡いグリーン

 緑??と敬遠しそうな意外な色かもしれませんが、もともと樹々の色なので、淡いグリーンで組み合わせれば街並みに調和した外壁に仕上がってくれます。

外壁は白で、ドアだけ落ち着いた緑をポイント色として使うと、とてもオシャレな仕上がりになります。

  

4)まとめ

  今回は、外壁塗装のメンテナンスを「ツートン」にしたいとお考えの方へ、ツートンの基本やポイントをお話させて頂きました。費用も一色で外壁塗装する時と殆ど変わりません、選択肢の一つにしてみては如何でしょうか?

 『色』については、知れば知るほど迷ってしまいますよね。お客様のお気持ち痛いほど分かります!

 今まで、多くのお客様もそうでした。皆さん同じです!大丈夫です!

 私たち福永塗装工業が豊富な工事経験を元に、お客様の迷い・疑問・要望を客観的な視点で、周囲の環境とも調和が取れるようにご提案・サポート致しますので、焦ることなくご自分の色を納得行くまで、私たちと一緒に探しましょう。

 

人気No. 1の外壁材「サイディング」の種類と特徴

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 みなさんのお宅の外壁はどんな素材で出来ているか?その外壁の素材がどんな特徴(メリット)があるか?ご存知ですか?

 今回は、外壁材の中で1番人気の「サイディング」の種類・特徴・オススメ塗料など、外壁塗装のメンテナンスの時に参考にしていただきたい内容をお話ししていきます。

1)サイディングの基礎知識

 サイディングは工場で生産される板材で、工期の短縮と初期費用も抑えられる、国内で70%以上のシェアを占める人気No. 1の外壁材です。それぞれの材質でどう違うのか比較して、ご自身の要望に合ったものがどれか?探してみましょう。

 

1-1 外壁材の性能

 外壁材には、様々な機能があります。その全ての機能が、一つの製品でまかなえるのであれば問題はありませんが、現実的に難しいです。

 そこで、お客様がご自身のお宅に必要な機能は何かを明確にし、業者との打ち合わせを行い施工することで、我が家を耐用年数まで問題なく生活できるように、お選び頂いた必要な機能を発揮してくれるのではないでしょうか?

 

 

1-2サイディングの種類・耐用年数

 サイディングは素材別に4種類あります。(新築時に決めるので、外壁塗装のメンテナンスに関係ないのですが、参考にして頂ければと思います。)

 

・金属系サイディング

特徴:耐震性・耐凍害性に優れ、手入れのしやすいモダンな質感の外壁です。

価格:4,000〜6,000円(少し高価になります)

メンテナンス周期:10〜15年

 

・窯業系サイディング

特徴:耐震性・防火性に優れていますが、防水性に不安がありメンテナンスに手間が掛かります。外観は、自然な風合いが魅力的なデザイン性の高い質感の外壁です。

価格:3,000〜5,000円(1番お安い価格になります)

メンテナンス周期:7〜10年

 

・木材系サイディング

特徴:断熱性に優れていますが、防水・防火性に不安があり、きめ細やかなメンテナンスが必要になります。外観は、木の温もりを感じられる風合いの外壁です。

価格:5,000〜8,000円(1番高価になります)

メンテナンス周期:7〜10年

 

・樹脂系サイディング

特徴:軽くて加工しやすく塩害や寒暖差(耐候性)に強く劣化・色あせ・変色しにくいのが特徴ですが、デザインが少ないことと、取り扱う業者が少ない外壁です。

価格:4,000〜9,000円(価格差が激しい商品です)

メンテナンス周期:10〜20年

 

1-3オススメ塗料

 外壁塗装のメンテナンスで、1番使われている塗料は『シリコン系塗料』です。

隊用年数も、長めで8〜15年となります。

 

 サイディングに塗る塗料は、沢山の種類があり簡単に説明すると、下記のような種類と特徴があります。

 新築時に選んだ、サイディングボードに足りない機能を補うことを考えてみるといいかも知れません。

 

アクリル系塗料:耐用年数が短いが、1番お安い塗料です。

ウレタン系塗料:耐久性・耐候性など機能性が高いのに、費用は余り掛からない塗料です。

フッ素系塗料:耐用年数が長いので、総合的に考えると費用を抑えることもできるかも?

特殊系塗料:遮断性など特殊な性能で、耐用年数も長めです。

光触媒塗料:セルフクリーニング機能があり、耐用年数も長めです。

無機塗料:半永久的に耐久性・防汚性(カビの発生など)の効果が期待できます。

遮熱塗料:紫外線を反射するので、節電効果が期待できます。

2)サイディング塗装の注意点

・サイディングの外壁の塗料は雨に弱いので、影響を受けにくい季節に行いましょう。

・サイディングは、熱がこもりやすいので弾性塗料を使用しないで下さい。

・DIYはオススメできません。塗りムラ・凹凸や、一年も経たずに剥がれなど起きます。サイディングの塗料は塗装業者に依頼しましょう。

3)まとめ

 さまざまな外壁材の中で、主流になっているサイディングについてお話ししてきました。扱いやすさや、多様性、たくさん良い点があります。

 時代と共に進化していることと、建築業界の人手不足の問題のためにも扱いやすい商品が必要であり、役に立っているのかな?と思うところです。

 幸いなことに、当社では若手の人材にも恵まれ作業が早く終わるように、3〜4名での作業を行っております。今回、サイディングの注意点にもあったように『雨』を避けたいというご要望は多く寄せられます。お客様にご迷惑の掛からないように勤めさせて頂きたく、ご予定がある場合は、雨の時期を避けて日程調整ができるように、なるべく早めにご相談頂けますよう、皆様のご協力を頂けますと幸いです。宜しくお願い申し上げます。